海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

 海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
 英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。 そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

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◆有力ファンドについて
◆ファンド選定法
◆ファンド選別ツール
◆副島隆彦氏格付けヘッジファンド
◆ファイナンシャルリテラシー
◆ヘッジファンドの投資戦略
◆ヘッジファンド投資三つのリスク
◆資本主義からファンド資本主義へ
◆投資ファンドの四分類
◆我々は既に「外資ファンドの投資家」
◆企業価値とホリエモン・チャート
◆株価指数
◆米国債
◆ジャンクボンドとハイイールド債
◆ボラティリティとベータ値
◆アルファ値
◆決定係数(アールスクエア)
◆ファイナンシャルプランナー
◆先物取引とオプション
◆利回り・利回格差・利回曲線
◆ROE・ROA・ROI
◆アセット・アロケーション(資産配分)
◆ファンド会社(投信会社/投資会社)
◆逆張り投資家・コントラリアン
◆信用格付け・債券格付け
◆政策金利とコールレート
◆マネーサプライ
◆金利と利回り
◆インターバンク市場
◆リスクこそが利益の源泉
◆オフショア市場
◆デリバティブ
◆外貨預金のリスクと外貨建てMMF
◆債券(公社債)市場
◆外債とデュアルカレンシー債
◆金融商品の性質
◆投資信託
◆預金保険制度とペイオフ
◆金本位制とドル本位制
◆固定相場制と変動相場制 
◆国際通貨体制の歴史

   

「スマートマネー流株式選択術」P・フィンチ著 に、米国401Kプランの説明がありました。

確定拠出型年金 defined-contribution plan
 拠出額が一定水準に決められた年金プラン。
 ただし、年金の給付額はその運用成績次第で変わる。
  
 401Kプラン(確定拠出型企業年金)、403Bプラン(非営利団体職員向け適格年金)、457プラン(州地方公務員団体職員向け適格年金)などの場合は、非雇用者が任意で課税繰り延べ口座に拠出するようになっており、雇用者が一定額を上乗せしてくれる場合と、してくれない場合がある。

 確定拠出型年金は、確定給付型年金とは違い、株式、債券、マネー・マーケット・ファンド(MMF)のどれに投資するかは通常、被雇用者が選択できるようになっている。 


確定拠出型企業年金(401K plan)
 雇用者がスポンサーとなり、従業員が税引き前給与からの天引きによって、拠出し積み立てていく退職貯蓄プラン。

 雇用者が一定額まで上乗せして拠出してくれる「マッチング拠出」が普通。
 運用は、従業員の自己責任により、株式・債券・短期金融商品などの選択肢の中から、自分で選んで資金配分を行う。

 運用収益は、資金を引き出すまで課税が繰り延べられる。


 ◆確定給付型年金 defined-benefit plan
 従来型の企業年金プラン。
 退職後、自分の年齢、給付水準、勤続年数に応じて、毎月決まった額の小切手を受け取れるもの。

 401Kなどの確定拠出型年金とは異なり、年金給付を受けるために、必ずしも給与の一部を拠出しなければいけない、というわけではない。




 米国の確定拠出年金制度をまねた、「日本版401K」は、本家とは比較にならない程従業員に不利な法律といわれている。

 第一に、法制定の目的が異なる。
 米国は、労働者の老後資金確保を目的とし、高収益で豊富な選択肢が用意されている。
 もちろん自己責任であるのは、当然として、ITブーム等のおかげか実際に億万長者が出現している。

 翻って、日本版401K導入の目的は、ゼロ金利で給付利回り確保が難しくなった「企業の確定給付型年金の破綻を救うため」と思われます。
  
 
 企業の言い分は、「あなたの退職金として、従来から予定していただけ積立て上げます。
 選択肢は、保守的なものから、積極運用まで準備しました。
 お好きな資金配分と、乗り換えも自由にできますよ。
 しかし、運用はあなたの責任ですよ!!!」

 ということで、企業としては、これまで労働組合に約束してきた確定給付のリスク(特に、団塊世代の大量退職にともなう資金繰りの悪化)が避けられることになる。

 面白い(悲劇的な)ことに、資金運用法として用意された選択肢は、数%の利子が付くだけの積立預金に近いものか、投資信託等は、成果がほとんど出ていないにもかかわらず、どれも運用手数料が高く、証券会社、銀行救済としか思えない情けないものばかり。

 会社が準備した運用委託先説明会で、話を聞いたとき、「
運用のプロ」という言葉が何度も繰り返された。
  そんな時、日本の投資信託の成績、運用実態を知っている私は、こう思いました。

 「
大切な退職金です。
     とても”
運用の素人”には任せられません!

 
という経緯で、早期リタイアの道を歩みました。


 日本版401Kで、億万長者がでたら、東京中逆立ちして歩きたい気分です。
 もしも、あなたの企業が401K導入を検討中なら、是非とも、投資信託の実態を確認して下さい。
 優良企業の株を保有しているだけで儲かった時代は、過去のものです。

 あなたの大切な退職金は、これからの大イベント(地震、国債暴落、中国バブル崩壊、財政破綻)から可能な限り遠ざけましょう。(
国と地方の債務残高


★★★★★★ スマートマネー流・優良ファンド選択法  ★★★★★★
           スマートマネー流株式選択術 (ピーター・フィンチ著)

 本著では、主に米国の株式ファンドに投資するにあたり、五つの重要な項目を挙げています。
 この考え方は、投資の基本であり、日本の投資信託を買う時にも当てはまるし海外ファンドを購入するにあたっても、重要な判断です。


      1.自分の投資目的を明確にする
      2.長期にわたるパフォーマンス(運用成績)をチェックする
      3.ファンドのリスクとボラティリティ(変動率)を評価する
      4.手数料と税金を最小限に抑える
      5.担当のファンドマネジャーを知る



1.自分の投資目的を明確にする

 優良ファンドの追跡調査を始める前に、まずその金は何のための金なのかを把握しておかないといけない。

 例えば、退職後に備えてお金を蓄えるつもりなのか、家の頭金にするために貯めておいたお金なのか、投機目的でボーナスをはたいて、中国に賭けてみるのか。

 その答えによってそれぞれの方向性が見えてくれば、最適なファンドの範囲をかなり狭めることが出来る。
 目的がはっきりしない場合でも、せめてアセットアロケーション資産配分)の計画くらいは立てておこう。

 多くの調査結果が示しているように、適切な資産配分はリターンを最大化する上で非常に重要なのである。

 資産配分を決めるにあたっては、どのくらいまでリスクを取れるか、ということも判断材料の一つとなる。
 また、お金を必要とする日が先であればあるほど、積極的な運用が出来る。

 それに、相場の乱高下にどれだけ耐えられるかということも検討しておかないといけない。
 例えば、ファンドが一ヶ月で5%か10%値を下げてしまったとしたら、夜、あなたは眠れるだろうか。

 眠れなくなるようだったら、ラテンアメリカや東南アジアに集中投資しているようなエマージングマーケットファンドのような特にボラティリティの高いファンドは買わないことだ。
 ハイテク関連の業種別ファンドも、リストから外しておくべきだろう。






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