海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

 海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
 英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。 そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

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 非常に荒っぽい比喩ですが、二つのファンドがあって、片方はライブドア、もう片方は東京電力に投資したとします。
 安心して見ていられるのは、どちらのファンドですか?

 ライブドアを選べば、うまくすれば数倍の儲け、失敗すれば、数分の一の元本になりそうです。

 反対に、東京電力を選べば、儲けは小さくとも、堅実な印象がありますね。

 このファンドの「成績のバラツキ具合」を、数値で表現したものが標準偏差です。

 標準偏差の算出式、統計学が好きな方にゆずるとして、我々投資家が
知らなければならないことは、

 ★「ブレ(標準偏差)」が大きいとリスクが大きいこと
 ★「ブレ(標準偏差)」が小さければ、リターン利回り)が安定していること
 ★ファンドの予想収益率の範囲を、確率で計りうること

 三つ目の予想収益率は、統計的な確率で三段階に分けられています。

 ■第一標準偏差(標準偏差X1)に収まる確率=68.27%
 ■第二標準偏差(標準偏差X2)に収まる確率=95.45%
 ■第三標準偏差(標準偏差X3)に収まる確率=99.73%

 具体的な事例で説明します。
 期待収益率(リターン)が19%、標準偏差(リスク)が13%のファンドと仮定しますと、
 ●リターンは、68.27%の確率で、+6%〜+32%の範囲に収まる。
 ●同じく   95.45%の確率で、-7%〜+45%の範囲に収まる。
 ●同じく   99.73%の確率で、-20%〜+58%の範囲に収まる
 
 ずいぶん、バラツキが大きいですが、例えばMan社の場合、6年くらい寝かせますと、ほぼ、趣意書目論見書)の数値に収まっていることが、実績で証明されているようです。

 結果論としては、リスクの大きなファンドの方が良かった場合も、数あると思います。
 しかし、私としては、長期の運用方針で、
  ◎ 最終的には、確率の高い運用が勝つ
ことを強調させて頂きます。


 

★★★★★★ スマートマネー流・優良ファンド選択法  ★★★★★★
           スマートマネー流株式選択術 (ピーター・フィンチ著)

 本著では、主に米国の株式ファンドに投資するにあたり、五つの重要な項目を挙げています。
 この考え方は、投資の基本であり、日本の投資信託を買う時にも当てはまるし海外ファンドを購入するにあたっても、重要な判断です。


      1.自分の投資目的を明確にする
      2.長期にわたるパフォーマンス(運用成績)をチェックする
      3.ファンドのリスクとボラティリティ(変動率)を評価する
      4.手数料と税金を最小限に抑える
      5.担当のファンドマネジャーを知る



1.自分の投資目的を明確にする

 優良ファンドの追跡調査を始める前に、まずその金は何のための金なのかを把握しておかないといけない。

 例えば、退職後に備えてお金を蓄えるつもりなのか、家の頭金にするために貯めておいたお金なのか、投機目的でボーナスをはたいて、中国に賭けてみるのか。

 その答えによってそれぞれの方向性が見えてくれば、最適なファンドの範囲をかなり狭めることが出来る。
 目的がはっきりしない場合でも、せめてアセットアロケーション資産配分)の計画くらいは立てておこう。

 多くの調査結果が示しているように、適切な資産配分はリターンを最大化する上で非常に重要なのである。

 資産配分を決めるにあたっては、どのくらいまでリスクを取れるか、ということも判断材料の一つとなる。
 また、お金を必要とする日が先であればあるほど、積極的な運用が出来る。

 それに、相場の乱高下にどれだけ耐えられるかということも検討しておかないといけない。
 例えば、ファンドが一ヶ月で5%か10%値を下げてしまったとしたら、夜、あなたは眠れるだろうか。

 眠れなくなるようだったら、ラテンアメリカや東南アジアに集中投資しているようなエマージングマーケットファンドのような特にボラティリティの高いファンドは買わないことだ。
 ハイテク関連の業種別ファンドも、リストから外しておくべきだろう。






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