海外のお金持ちが投資する海外ファンド(ヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。 |
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シャープレシオとは、期待収益を上げるために、どれだけのリスクを取っているか
を評価する指標です。
数値で算定されますので、ファンド同士を客観的に比較できます。
0.00X%が当たり前の日本では、期待収益率50%といわれれば、興味を惹かれない
はずはないのですが、このために、博打に近い物件に投資しているのでは、興ざめでしょう?
投資家としては、いかに安定的に稼いでくれるかに重大な関心があるわけです。
「大きくリスクを取った上での利益」 なのか、 「小さくリスクを取った上での利益」
なのか
を判別しなくてはなりません。
世界中で最も安全な投資といえば、米国債でしょう。
今は、米国債の利回りも、度重なるFFレートの改定を受け、5%を超える水準です。
とすれば、5%程度の収益を稼ぎ出すのには、リスクはほとんどなく達成できるずです。
ファンドは、どうしても収益がばらつきますから、期待収益率(リターン)は、
最低10%は欲しいですね。
下記に、標準偏差と、期待収益率の関係を例示してみます。
期待収益率(リターン) | 標準偏差 | シャープレシオ | 評価 | ||
@ | ファンドA | 10% | 15% | 0.33 | 不可 |
A | ファンドB | 15% | 10% | 1.0 | 良 |
B | ファンドC | 30% | 10% | 2.0 | 優 |
C | ファンドD | 15% | 5% | 2.0 | 優 |
D | Man AP 2XL | 18〜20% | 12〜14% | 0.93〜1.25 | 良 |
E | SUPERFUND A USD | 20〜25% | 20% | 0.75〜1.00 | 可 |
(※米国債金利を5%と仮定して試算)
@は、リターンが低い割りに、リスク(標準偏差)が大き過ぎます。
A位が、あまり無理なく稼いでいる感じで、個人的には好みです。
BとCは、理想的ですが、探すのが大変ですね。
長期間では、条件に変化があるかも?
DとEと比較して興味深いのは、Eの方がリターンが高いのに、シャープレシオが低いこと。
標準偏差20%と、かなりリスクが高くなっております。
ファンドは、長期間にわたり寝かせる性格のものと考えます。
選定する時は、リターンとシャープレシオだけ見るのでなく、同時に標準偏差も見て
安心して寝かせることのできるものを選んで下さい。
個人的独断では、安定的に稼ぎうるリターンは、30%。
この中から、運営費、成功報酬等が引かれるから、残りは約20%。
従って、個人的好みは、 期待収益率20%程度のファンドの中から、
標準偏差の低いものを選定することにしております。
=============== 投資の基本的考え方について ===================
学校では決して教えないことですが、経済(おかね)の基礎を学ぶことは、
資本主義世界に生きていなくても重要なことと考えております。
人類が、貨幣(@価値尺度、A交換手段、B蓄財手段の三機能)を発明
してから、物々交換に頼っていた人間社会を飛躍的な速度で進化させる原動力
となったことは、間違いないでしょう。
私も勤め始めてしばらくは、お金は郵便貯金か、銀行預金するものだと
思い込んでおりました。
この考え方が変わったのは、「複利計算の魔術と、お金にお金を稼がせる」
という考え方を知ってからです。
それ以降は、投資対象の研究と、投資技術の向上を心がけてきました。
「海外ファンドに投資する」方法については、知識としては「海外投資を
楽しむ会」を知った10年以上前からありましたが、実現できませんでした。
私にとっては、正直なところ海外ファンドは、他人事。
すばらしい成果を挙げている実態を知っても、「きっと大怪我をするよ!」
と、敬遠してました。
お恥ずかしいことに、投資対象としての存在だけを知り、具現化範囲、方法に
ついては、思考停止を起こしておりました。
しかし、この思考の壁(バカの壁)を崩さねばならない事態が起きました。
それが、この国の節操のない赤字国債の累積が、財政破綻を回避できる
水準を既に大幅に超えている事実を知ったこと。
このまま赤字国債の発行と借換え債の累増が続けば、いずれは破綻(デフォルト)
か、ハイパーインフレか、財産税か・・・?にならざるを得ません。
今(08年2月)でも、国会答弁を聞いていますと、与党政治家、官僚には
「最初から、赤字国債を返済する意思はございません!
私の任期中が持てば、後は野となれ・・・」
と言っている、としか思えません。
特殊法人も、それを擁護する政治家、官僚も、「国民のため」など寸分も
考えておりません。
既得権益を死守することだけで、思考回路が満杯です。
道路予算、ガソリン税の必然性の理由を聞くと、国民を小ばかにしている
屁理屈としか思えません。笑っちゃいます(~_~;)
不摂生大国の米国の凋落と、日本国のどちらが先かは、わかりませんが、
金融危機、開戦、テロ、自然災害等をキッカケに一気に崩れることを恐れます。
アメリカ(1500兆円)も日本(500兆円)も経済規模が大きいですから、
変化は徐々にしか起きてこないでしょう。
しかし、兆しが徐々に大きくなり(現状その変化の兆しを感じます)、
加速度的に崩れる可能性が考えられます。
「インテリの定義は、先々のリスクに備えがあるか否か」という言葉
を記憶しております。
現在の国家会計(税収40数兆、支出80数兆、毎年新規赤字国債30兆)では、
持続不可能なのは明らかです。
赤字国債の累積は850兆円(一説には1200兆円)を超え、毎年償還期限が来る
国債は、借換債というマジックで誤魔化している。
(国に逆らえない国債シンジケート団をつくり、札割れして価格が
暴落しないように、強制的に引き受けさせている)
国家の一般会計85兆円を国会で厳重に審議させることによって、
特別会計300兆円を国民の目から隠しこみ、贅沢三昧に使っている。
官僚が考えた仕組みで、傑作なのは、特別会計が赤字になった時は、
一般会計から補填する。しかし、黒字分は過剰消費するか、隠し資産
にする仕組みである。
こんなおいしい仕組み(既得権益)を、死守するのは当然かも
しれませんね、冬●さん!
こういう暴●団顔負けの仕組みが、永遠に維持できるはずがないと考える
方は、個人的な対策を練られたらいかがでしょうか?
副島隆彦氏は、「属国である日本のゼロ金利政策は、宗主国である
米国の意思」と主張されています。
事実、過去の金利差をみると、3〜4%以上常に米国が高く、日本の資金
が米国に吸い上げられる仕組みが納得できる。
ゼロ金利解除は日銀の独立性の象徴。
でも、金利を上げたら、850兆円(一説には、自治体含めれば1200兆円)
といわれる累積国債の金利上昇のトリガーとなることは避けられない。
すぐに全部に影響するわけではないが、850兆円に対し1%の金利上昇で、
年間利息は8.5兆円増える。
過去には、10%を超える高度成長期もあったが、平均すれば4%超。
金利上昇が3%と仮定した場合、年間利息は25.5兆円増となる。
一般会計の税収他が43兆円と仮定したら、その6割が利息返済で無くなる。
国家予算85兆円の内、55.5兆円(金利25.5兆+新発赤字国債30兆)65%が
借金とは、末期的症状です。
「2010年、プライマリーバランスゼロ」とは、たわごともいい加減に
してくれ\(~o~)/
と・・・、考えた末、行動を起こしてみたら、あら不思議。
「食わず嫌い」、「産むが易し」、あこがれの海外投資ファンドを
想像以上に簡単に契約することが出来ました。
「資産は銀行預金のみ」というのが、日本人の一般的な考え方というのが、
資産別の分類表に現れております。
しかし、資産運用において、国境の無いボーダーレス社会に突入した現代では、
とても諸外国と競争していけないのではないでしょうか?
従来禁止されていた個人の海外投資が、法的にも許されるようになりました。
海外と取引するには、どうしても英会話の壁を考えてしまいますが、
英会話のできない日本人のニーズを満たしてくれる機関は沢山有ります。
事実、私も英会話が出来ませんが、オフショアバンクも、ヘッジファンドも
全て日本語で出来ました。
つまるところ、「その気があるか否か」だけの問題です。
有名なMan社(Man Investments Ltd)が運用しているヘッジファンドでも、
最低投資額5,000豪ドル(約50万円)から可能なものがあります。
まず、小さく投資して、その成果をゆっくり楽しんで下さい。
上下にブレはありますが、平均して年率15%程度は、いけると思います。
私の持っている Series10 OM-IP220 Ltd (05年6月スタート)は、08年1月末で
45.9%増になりました。
不特定多数(誰でも見られる)に、ファンドのパフォーマンスを開放していることも、
Man社の自信の現れでしょう。
下記のページの上部にある Fund Prices をクリックし、OM-IP Funds をクリック
すると、ファンドの成績一覧が見られます。
→ http://www.maninvestments.com.au/
Rising Guarantee とは、ファンドが破綻したとしても、満期償還金
(元本保証金)に加えてこの増分を保証するという意味です。
昨年(07年)から騒がれているサブプライム問題は、米国経済に暗い影をおとし、
基軸通貨米ドルの地位が揺らぎ始めているようです。
この現象(原因?)は、様々なところに見受けられます。
例えば、
・すでに、EURの発行額がUSDを超えた
→EUR建て貿易が増えている?、外貨準備も?
・ロシアの原油、天然ガスはルーブルで取引
・イランの原油は、(一部?)EUR取引可
(他の産油国も追随?)
・米国債重点保有国のサウジと中国が外貨準備をEURに転換させている
・米国公債残高の累増を日本とサウジと中国がファイナンスしている
らしい?が、はたしてUSDの下落を中国がだまって見ているのか?
・米国からのキャピタルフライトも始まっている?
・基軸通貨がドルとユーロの二本立てになるという?
というような状況から、ユーロ(EUR)か豪ドル(AUD)建てのファンドの方が
安心できるかも?
豪ドルで最低投資額が小さいファンドは、お試しの海外投資とし
最適と考えますが、いかがでしょうか?
満期時の元本保証(豪ドル基準)があることも、お奨めの理由です。
■海外ファンド →安全・安心の海外ファンド活用法 →海外投資と税金 →日本は利上げを急ぐな!OECD事務総長
→フリーランチ投資家七つの鉄則 →狭められるオフショア口座開設 →ヘッジファンド投資三つのリスク
→納税者番号・選択制で導入 →利回り20%超のカラクリ →分散投資が利益安定のキモ
→財産税を錬金術に →人口減少と日本経済 →国家破産・予想される事態
→オランダ経由の課税逃れ防止 →ネバダレポート →国家破産下では金は使えない
→外為法・外国為替検査 →確定拠出型年金・401K →ヘッジファンド投資三つのリスク
→株式ファンドの投資手法 →株価指数 →投資を始める前に読んでおきたい名著
→買ってはいけないグローバルソブリン →米国債 →買ってはいけないグローバルソブリンA
→ボラティリティとベータ値 →アルファ値 →預金封鎖対策
→金本位制とドル本位制 →固定相場制と変動相場制 →国際通貨体制の歴史
→財務官僚は国債を買わない →マネーサプライ →利回り・利回り格差・利回り曲線
→アセットアロケーション(資産配分) →金利と利回り →ファンド会社(投信会社/投資会社)
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→ファイナンシャルリテラシー →投資ファンドの四分類 →ヘッジファンドの投資戦略
→インターバンク市場 →デリバティブ →外貨預金のリスクと外貨建てMMF
→外債とデュアルカレンシー債 →投資信託 →預金保険制度とペイオフ
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→副島隆彦氏格付けヘッジファンド →ファンドの種類 →けふ(今日)から預金封鎖
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■メールサポート →ご挨拶 →標準偏差 →クアドリガ(QUADRIGA)見送り体験
→シャープレシオ →タックスヘイブン →出口戦略
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