<外国為替取引の基礎知識>
【07.4.19】 FX(外国為替)主要通貨の年間ボラティリティは、株に比べると 数分の一である。 この年間ボラティリティを(資金にもよりますが)一定幅で ナンピン買いし、うねりを収益に結びつける方法が良いと思います。 具体例として、ドル円で説明します。 過去数年の、ドル円年間変動幅(ボラティリティ)は、10%ほど。 昨年は、109円から120円くらいでした。 この値幅を、5等分します。 単純化のため、2円幅とします。 ドルが下落したと仮定して、120円、118円、116円・・・と 段階的に「買い増し」して行きます。 途中で、2円幅戻れば(ドル高円安)、すかさず売ります。 上げ続ければ、「売り増し」します。 このように、上下のうねりを収益に結びつけるわけです。 ドルの下落が想定内(平均ボラティリティ内)の場合は、 FXの特長である、スワップポイントの魅力を享受するわけです。 現在の金利差が継続したと仮定すると、ドル円の場合、 年間約55,000円(1万ドルあたり)の収入があります。 率にすれば、5%を少し欠ける水準です。 単純に、この率だけとっても、円預金は見劣りしますね(~_~;) この方法の最大のリスクは、過去のボラティリティを越えた、 急激なドル安円高の動きです。 これに対処するには、余裕資金で耐えるか、売りヘッジ(両建て) で耐えるかです。 (もちろん、損切りしてもかまいませんが、一度損を出すと、 その損を埋めるのは、なかなか大変です) わたしの取引会社、FXオンラインと太平洋物産では、 売りヘッジができます。 高レバレッジの場合は、ヘッジ出来ることが必須と思います。 個人的偏見ですが、上記のように システム売買とスワップポイントを組み合わせた方法 が、いまのところベストと思っています。 |
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【FX両建てのさわさわ戦略】
限りある資金で、収益機会の最大化を狙い、売り買い両建てのポジションを構築しました。
さわさわ戦略には、階段状に買い玉を分散し、変動を収益に結び付けられる攻撃範囲と、
その範囲以下に下落した場合、スワップポイントのみでロスカットに耐える守備範囲があります。
私の場合、豪ドル/円では、攻撃範囲は104〜80、守備範囲は79〜60、60以下は
部分的損切りでポジション減の計画でした。
さわさわ戦略の根幹は、変動を機械的に収益にすること。
私の計画では、80円以下では、いかにおいしそうな変動があっても指をくわえて
見ているだけ、となります。
今回の急な円高を100年に一回の例外と表現する方もおられますが、
たとえ1000年に一回の変動であろうとも、強制ロスカットは避けねばなりません。
そこで、売りポジションでトラップトレードを仕掛けてみました。
スワップポイントの累積効果を分かっているつもりですから、「高金利通貨を売る」と
いうのは、心理的抵抗があります。
反面、「上げは買いで取り、下げは売りで取る」という相場の常識通り、の行動
ともいえます。下げトレンドが続いていればの話ですが(-_-;)
留意すべきは、急激な円高に対する急激な戻りです。
少なくとも過去の2年間の日足を見る限りでは、底で急激に反転する場合が
ほとんどです。
もしも、円安へのトレンド転換なら、損切りが必須です。
このため、売りポジションは数本と、ごく控えめにしなければなりません。
笑い話みたいですが、24日に建てた売り玉が、早速28日の高騰に会い、
損失拡大中です。
でも、なぜか冷静に見ていられます。
「損が広がる快感!」と書くと、相当な変人と思われますが、売りポジションの
損が広がるということは、その数十倍有る買いポジションの利益が拡大している
ことですから、愉快なのです。
「トレンド転換を検知するアンテナとして、反対玉を持て!(つなぎ売買)」
という相場生活者は多い。
実は、この感覚は持って見ないと分かりません。
頭で理解することとは、違う感覚です。
買いポジションと同時に「売りポジション」を持つメリットは、上述の資金増なしで
収益機会を広げ、トレンド検知のアンテナとなり、さらなる下落へのセーフティネットと
なること。
デメリットは、急激な戻しで損切りが必要になること。
売り玉を仕掛けた範囲の持ち合い変動回数(収益幅)が少ない場合、
トータルで損の上塗りになるリスクがあります。
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