＜FX業者の半数以上に問題あり＞

　　　　下記は、証券取引等監視委員会の公式ﾍﾟｰｼﾞから抜粋したものです。
　　　　驚くべきは、検査対象業者７３社中３９社（5３%）が、６月末時点で何らかの問題点
　　を指摘されていることです。
　　　　中には、サギに限りなく近い印象の業者も存在します。

　　　　私は、FX業者の登録制がｽﾀｰﾄしたのだから、ミエミエの悪徳業者は一掃された
　　と、期待しておりました。
　　　　今回のレポートを読んで、全く私の認識が間違っていたことを痛感しました。
　　　　特に、★印の事例については、登録制が結果的に、サギの助長をしている
　　と、怒り千万です。

　　　　後述する問題点の中には、客の金は自分の金、ﾘｽｸ概念欠落、
　　自己資本規制比率さえ正確に計算できない業者が多数存在するようです。

　　　　証券取引等監視委員会としては、少なくとも勧告した７社については、即刻
　　実名を公表すべきと思うのですが、なぜしないのでしょうか？
　　　　天下りがあるかない知りませんが、業者とは、何らかの利害関係で結ばれている
　　と、理解せざるを得ません。
　　　　
　　　　実名を公表しない見返りに、なんらかの要求を匂わせているのなら、ヤクザ家業
　　と違いないですよ。
　　　　公的ヤクザ家業は、歴代続いてきたため、当人には善悪の判断がつかない面
　　があるやもしれません。

　　　　考えてみれば、家族まで含め公務員関係が３割を占める日本では、公的ヤクザ
　　家業が花盛りですね。
　　　　利権あさりの政治家と省益優先の官僚機構からは、我々の生活改善も、
　　国の将来も期待できません。

　　　　我々投資家は、自らが自己防衛する以外になさそうです。
　　　　


　　　＜＜外国為替証拠金業者に対する検査結果の概要について＞＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成20年7月2日　証券取引等監視委員会

　　　　73社（委員会5社、関東財務局49社、近畿財務局7社、東海財務局7社、
　　福岡財務支局3社、北陸財務局1社、北海道財務局1社）に対して臨店検査を行った
　　（平成20年6月末現在）

　　　　■FX取引を取扱う金融商品取引業者 126社
　　　　■検査着手件数 73社
　　　　■勧告件数 7社
　　　　■その他問題が認められた業者の件数 32社


　　　　・自己資本規制比率を嵩上げし登録を受ける等、不正又は著しく不当な行為を
　　　　　行い、その情状が特に重いと認められたこと。
　　　　・顧客から預託を受けた保証金等について自己の固有財産と区分して管理して
　　　　　いない状況（区分管理違反）虚偽の届出。
　　　　・システムリスク管理態勢が極めて杜撰

　　　　★顧客から預託を受けた保証金等が、当該業者の社長の友人への貸付に流用
　　　　★当該業者の社長への貸付金、従業員への給与等に流用
　　　　★特定の顧客の損失を穴埋めするために他の顧客の保証金等を充当

　　　　・顧客の課税免脱に加担する行為等
　　　　　　　ある業者においては、FX取引により大きな収益を上げている顧客がいたこと
　　　　　　から、当該顧客の税金対策、さらには顧客との取引拡大や当社の手数料収入
　　　　　　の向上につなげる目的で、顧客が売買損を発生させたような取引を装い、
　　　　　　当該顧客の口座から海外居住者口座等に委託証拠金等を資金移転のうえ、
　　　　　　移転先口座でFX取引を行う取引一任勘定取引契約の締結を行った事例が
　　　　　　認められた。

　　　
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