株式分割と権利処理価格



 株式分割とは、すでに発行されている株式を一定の比率に分割して株式数を増加させることをいいます

 例えば、ある会社が1株を2株に分割すると、すでに1000株持っている株主の持ち株数は2000株に増加します。

 一方、株価は理論上二分の一に修正されることになります。
 仮に株価が1000円であれば、500円になります。

 2005年末までは、新たに発行される株式が株主に届くまで(売却できるまで)約2ヶ月の日数がかかり、この間の株主の資産は減少していました。

 2006年1月4日以降は、割当日とする株式分割の翌日から効力発生日とすることになりました。

 株式分割割当日(権利付最終日)の翌日(権利落ち日)から割り当て新株の売却が可能となり、代用有価証券としても評価されます。
 但し、信用建て玉については、従来どおり権利入札が行われます。
 信用建て玉の権利処理の変更は2006年5月が予定されています。

権利処理価格



 制度信用取引を行っている銘柄について株式分割等が行われた場合には、証券金融会社において行われる権利入札により決定される権利処理価格で約定価額を調整することにより、権利の処理が行われます。

 この権利処理価格に基づいて建玉単価の修正が行われます。

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