【基礎・信用取引:買残高と評価損率】

■買建玉、買残高

 信用取引では、株券等の買い付けを行った顧客は証券会社から借りた買付資金を所定の期日(弁済期限)までに返済しなければなりません。
 この、まだ返済されていない買い付け資金を買建玉といい、買い付け資金の量を買残高といいます。

■売建玉、売残高

 信用取引では、売付を行った顧客は、証券会社から借りた売付株券等を所定の期日(弁済期限)までに返済しなければなりません。
 この、まだ返済されていない売付株券等のことを売建玉といい、売付株券等の量を売残高といいます。

■評価損率

 信用取引の残高に対する評価損益の割合のこと
     
 東京証券取引所が発表する信用取引現在高(三市場信用取引残高)をもとに、建玉の約定価格に対する時価での損率を計算したものです。
 正式には公表されていませんが、日本経済新聞が木曜日に近似値を掲載しています。
 評価損益率の水準によって相場の転換を判断することに使われることが多く、通常、信用の買建てに対して使われます。

  評価損率 = 評価損 ÷ 三市場買残の金額 × 100

■信用取引残高

 信用取引で株券の買い付けを行った顧客は証券会社から借りた買い付け資金を、売付を行った顧客は証券会社から借りた売付株券を、それぞれ所定の期限(弁済期限)までに返済しなければなりません。
 この、まだ返済されていない買い付け資金の量を買い残高、売付株券の量を売り残高 といい、これらを総称して信用取引残高といいます。

 なお、証券取引所では、毎週金曜日時点における東証、大証、明証の各紙上別の合計残高および、三市場合計残高を翌週の火曜日に概算数値を、同水曜日に清算数値を公表しています。
 また、個別銘柄の信用取引残高は、翌週の火曜日に公表しています。

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