私は○○ともうします。
今回は貴重な勉強をさせていただくことになりまして、ありがとうございます。
株は1年くらいしてますが、ほとんど初心者です。なんとか株で生活できるようになりたいと思ってます。
できれば、早急に会社を退職をしたいと思ってます。
あまり記憶力もよくなく、くだらない質問もすると思いますが、指導をお願いします。
早速質問なんですが、
1.●●さんのホームページは 「経済的自由の道しるべ」だけでしょうか
2.新聞の株式欄は毎日とる必要があるのでしょうか
単純な質問なのですが、たとえばヤフーファイナンスで、1社単位ですと時系列に株価がとれますがそれよりも新聞のほうがよいのでしょうか。
しかもたまたま、新聞を古新聞で出したばかりなので、3日分しかありませんでした。
3.勉強のノートはルーズリーフがいいとかかれてますが、たとえばエクセル等で書くより、実際に手書きで書いたほうがいいということでしょうか
4.場帳は●●さんのエクセルでいいのでしょうか。
それとも林さんとこの手書きでいいのでしょうか
5.各種指標は新聞からデーターをとってるのでしょうか。また実際の株式とはちがうので、とる必要があるのでしょうか。
6.ストラドルはさや取りの道具と思いますが。うねり取りには必要ないとおもうのですが。
7.値板分布は失敗と書かれていますが、使用しないほうがいいという意味でしょうか。
8.うねり取りの銘柄を選ぶ候補はどういうふうに、選択すればいいのでしょうか。
全銘柄の月足を書くのは大変ですが、ある程度絞ると思いますが、そのときはどのように絞るのでしょか。
以上プロから見るとくだらない質問と思われるかもしれませんが、誠に申し訳ございませんが、なにぶんにも初心者なのでお答えお願いします。
【回答です】
○○ 様
1.●●さんのホームページは 「経済的自由の道しるべ」だけでしょうか
→はい、これだけです
2.新聞の株式欄は毎日とる必要があるのでしょうか
単純な質問なのですが、たとえばヤフーファイナンスで、1社単位ですと時系列に 株価がとれますが、それよりも新聞のほうがよいのでしょうか。
しかもたまたま、新聞を古新聞で出したばかりなので、3日分しかありませんでした。
→はい、毎日とることを、お奨めします。
データをとることと、値動きを受け止めることは、分けて考えます。
おっしゃるように、時系列データは、ネットでも、図書館でも、雑誌でも結構です。
しかし、場帳を書き、値動きを受け止める段階では、新聞から(1日1値)得るのが良いでしょう。
また、別の銘柄の動きが知りたくなった時にも、役立ちます。
3.勉強のノートはルーズリーフがいいとかかれてますが、たとえばエクセル等で書くより、実際に手書きで書いたほうがいいということでしょうか
→どちらでも結構です。
ただし、思いついたり、疑問に思った時点で、記入できる環境が必要です。
4.場帳は●●さんのエクセルでいいのでしょうか。それとも林さんとこの手書きでいいのでしょうか
→場帳の記入は、目的によって分けられたらいかがでしょうか?
数銘柄の候補の月足グラフを作成後、2年位の期間の日足を作成します。
このような、統計をとる作業には、EXCELでも良いと思います。
しかし、いざ、銘柄を絞り込み、相場感覚の習得の段階になりましたら、プロの道具のご使用を推薦します。
→ http://han-rei.com/toreida-zu.html
鉛筆書き禁止。
黒のペン、ボールペンで記入します。(ガイドの線、紙質等も違います)
なにより、プロの道具を使用することで、心構えが違ってきます。
相場は、周りが敵だらけの”金取り競争”です。
おおげさに言えば、戦場に出かける心構えが必要なのです。
5.各種指標は新聞からデーターをとってるのでしょうか。
また実際の株式とはちがうので、とる必要があるのでしょうか。
→これは、蛇足でした。
あなたの資産が、日本株専門ならば、不要です。
但し、NY市場動向が、東京市場の寄り付きに影響を与えることは、よくあることです。
私は、NYが100$以上変動した場合、成り行き注文に影響があるリスクを意識して注文を出します。
各種指標の本当の目的は、FX(外国為替証拠金取引)のためのデータ収集と、 ポートフォリオのチェックです。
FXは、全くの素人です。
スワップの高さと、レバレッジの高さ、取引手数料の安さを組み合わせれば、安定した利益が出せるのではないか?と、システムトレードの試行中です。
また、海外のヘッジファンドに投資しておりますので、為替チェックは欠かせないのです。
HPに書きましたように、昨年は、Man社の成績が良く、もしも、5〜6年寝かせられる資金がありましたら、ヘッジファンドの活用をお奨めです。
過去の実績からは、6年寝かせれば、ほぼ目標通りの実績(15%複利=5年で倍増)を挙げております。
6.ストラドルはさや取りの道具と思いますが。うねり取りには必要ないとおもうのですが。
→おっしゃる通りです。 混乱させてすみません。
7.値板分布は失敗と書かれていますが、使用しないほうがいいという意味でしょうか。
→「値板分布」は、通常、不要です。
これは、私の失敗事例の説明です。
損玉が大きく膨らみ、資金が底を尽きそうになった時の、苦肉の脱出策です。
頭では、「損切りすれば良い」とわかっております。
ところが、実際には怖くてできないのです。
このとき、リズム(日々の小さな上下)を利用して、損金額を減らしながら脱出しました。
おかげさまで、いまは、値板を使い用心深く建て玉しますので、値板分布は使いません。
8.うねり取りの銘柄を選ぶ候補はどういうふうに、選択すればいいのでしょうか。
全銘柄の月足を書くのは大変ですが、ある程度絞ると思いますが、そのときはどのように絞るのでしょか。
→基本的には、e-bookに書いた方法で絞込み、あとは、お好みで・・・
となるわけですが、一つの案として、もう少し具体的に書いてみます。
@まず、あなたの資金を4分割します。
その資金で1単位買える銘柄が対象です。
A次に会社四季報等で、資本金5百億円以上の銘柄で、株価の年間高低をみながら、あなたの買えそうな銘柄を絞ります。
条件式は、大雑把に
あなたの資金÷4 > (年間高値-年間安値)÷2
B対象銘柄の10年間の高低データをネット、雑誌、新聞等で収集して下さい。
C10年間の高低に、もう一度Aの条件式をあてはめ、対象を絞り込みます。
10年間には、一度位は、とっぴな値がついている場合も有るでしょうが、相対的に動きの大人しいものが良いでしょう。
できれば、全く、なじみの無い銘柄よりも、仕事、趣味等で関心が高い銘柄の方がベターです。
D対象を10銘柄以内に絞り込んだら、月足グラフ(陰陽足)を書きます。
ゆっくり、丁寧に、株価というものは、10年単位でみると、このように動くのかと、かみしめながら書いて下さい。
E書きあがったら、並べて見比べます。
あがったり、さがったり、うねっているのは同じですが、銘柄により、ずいぶん形が異なるのに、びっくりされるでしょう?
数日かけても良いですから、じっくりながめて下さい。
その中に、あなたから見て、相対的に「ウネリが素直」に見える、3銘柄くらいに絞り込みます。
Fその3銘柄の2年間の日足を書きます。
ウネリが急にかわったり、値がとんだり、周期がばらばらだったり、90日周期なんて、嘘ではないの?と感じたり・・・・
感性を働かせ、値動きの変化を楽しみながら、作表して下さい。
Gできあがったら、ふたたび、じっくり見比べます。
月足でみたのとは、違う値動きがみえますね。
比較的短期でうねりが変わるもの、半年位停滞するもの、うねりの周期の変動が激しいもの、とっぴな動きをするものなどいろいろですね。
この中で、一番あなたが「素直な動き」と感じられた銘柄、それが、あなたに最適な銘柄と考えられます。