株式投資・相場技法の基礎知識

 株式相場の世界で、安定した利益を出し続けるには、組織力に頼るか、相場技術を身に付ける必要があると云われています。
 そんな相場技法(理屈でなく売買できる力)を身に付ける方法と、株式投資の基礎知識集です。

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相場技法・自分だけのルール作り

【近況報告とご質問です】

こんにちわ、●●様。

<近況報告>
折れ線グラフを書き、最終的に日本通運でやることに決めました。
そして、折れ線グラフを書いていて直感的にこれはこれから下がるのではないのかと思いました。
その為、9/29に627円で売りから入ってみました。
658円まで上がるようなら損切りします。
今年一杯は、1ウリ、1カイを繰り返そうと考えております。
来年から分割でやっていこうと思っています。

<質問>

質問というか私自身で考えて自分の主要なル-ルを作ってみました。
林輝太郎先生の本のなかで、他人に批判してもらうと欠陥が見つかる、という風に書かれていましたのでよろしければお願いします。

○5%逆行で損切り。損切り金額を書いておく。
  だらだらともうちょっとと思わないように!
○逆張りでやる
○連日で取引をしない
○寄りの成り行きで売買する
○5月のゴールデンウィ-クと1月の元旦までには、手持ちを全部手仕舞いしゼロを作る (区切りを強引にでもつけるため)
○ポジションをもって1ヶ月経っても自分の思った通り動いてなければ一度手仕舞いするかふたをする。
○50円幅を取れればその後、注意する。
  100円幅までいくとポジションの半分は、 手仕舞いか ふたをする。
○ザラ場を見ないで終値だけ見て、グラフから受ける直感で売買する。
○資金の1/3は、余裕資金として使わない。
○買いは現物、売りは信用でする。
○注文は、前日の深夜のうちに出す。
  (仕事の関係で深夜遅く帰ってくるので朝に出来ないため)
○場帳は、かならず毎日書きグラフをつける。

 (金曜日の分は、日曜日の晩につけ月曜日はどうするか考えるようにしています。)


今、現在このル-ルに従ってやろうかと検討しています。
よろしくお願いします。
         以上



【お答え致します】

  同じ「うねり取り」という手法ですが、各自の銘柄が違うだけでなく、具体的には、個人ごとに異なるやり方になるはずです。

  この点、お考えの「主要ルール」をあらかじめ決めておくことは、今後の進歩にすばらしい効果を与えるでしょう。
  ぜひ、この考え方を進化させていってください。


  さて、ルールですが、ご自身でも感じておられるように、一貫性に欠けますし、全体で完結しておりませんね(*^_^*)

  具体的には、
  ・今年一杯の1単位練習売買と、分割売買は分けてルール作りすべきです。
    まず、練習売買のルールを固められたらいかがでしょうか?
  ・連日で取引しない。 では、隔日?
    うねりは、三月またがり60日といわれるくらい長いのでは?
    すると、このルールはもっと長い単位の表現になるのかも?
    建て玉の分布の値幅を広げ、平均値を有利にする意図かも?
  ・1ヶ月経って思い通りに動かなかったら、手仕舞いはいいですが、
   「ふた」をするというのは変?ですよ。
  ・ふたをした後の処置も、決めておきましょう。
   同様に、半分に分けたら、その半分の処置も必要ですね。
  ・全体の資金量と、最大何単位仕掛けるか、の表現の方が
   「余裕資金 1/3」 よりも、動き易いかも?
  ・値動きは、50円幅に関わらず、常に注意をはらって下さいネ。


  スミマセン!m(__)m 揚げ足ばかりとって!

  どんなときに仕掛け、どんな兆候で手仕舞うのか、仕掛けから手仕舞いまで、すべての場合を考えながらルール化するのが理想です。
  全ての場合というと、非常に難しく感じますが、上に行った場合と、下に行った場合を考えるだけですから、単純に考えて下さいね。

  特に、1カイ・1ウリの練習売買のルールは、シンプルに出来上がるはずです。
  工夫してみて下さい。

 例えば、
 @仕掛けのルール ・・・”直感”という表現でもいいですが、うねりの周期を意識した表現もいかがでしょうか?
 A手仕舞いのルール その1:損切りの場合
               その2:利食いの場合
               その3:持合の場合(無くても可)

 
  近況報告で、一番違和感があったのが、
    「直感的にこれはこれから下がるのではないのかと思いました。
     その為、9/29に627円で売りから入ってみました。」
という箇所です。

  このメールの文面からだけでは、銘柄決定の後、まもなく仕掛けたように読めました。(間違っていたら、ゴメンナサイ!)

  もしも、銘柄決定後、直ぐに売買に入られたのなら、「相場感覚の養成」という重要なステップを省いたことになり、ご注意申し上げねばなりません。

 本来は、個別銘柄に対する相場感は、個人のものですから、他人が口を出すべきではありません。

 あなたが、毎日場帖場帳)を付け、グラフを書いて一定の経験を積み重ねた、継続的感覚で判断したのなら、わたしの言葉は無視して下さい。


 過去の場帖を作る(データを取る)作業と、相場感覚の養成は、別物です。

 相場感覚は、1日1日の繰り返しで、どうしてもある期間が必要なことを、ご理解頂きたいと存じます。



【お礼頂きました】

ご返答ありがとうございました。

●●様がおっしゃられるとおり銘柄決定後、すぐに仕掛けてしまいました。

もう一度テキストを読み直してみると相場感覚の養成の部分を飛び越えてやってしまいました。

ご注意ありがとうございました。

すぐに手仕舞いして、相場感覚の養成に努めたいと思います。

これからもご指導よろしくお願いします。

以上 ●●


 









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