株式投資・相場技法の基礎知識

 株式相場の世界で、安定した利益を出し続けるには、組織力に頼るか、相場技術を身に付ける必要があると云われています。
 そんな相場技法(理屈でなく売買できる力)を身に付ける方法と、株式投資の基礎知識集です。

 関連記事 【基礎:差金決済・転売・買戻し】  
◆相場技法の種類
◆相場技法・うねり取り
◆三種の神器
◆メールサポートご挨拶
◆場帳・業績推移他様式
◆玉帳・値板様式
◆よりどころ
◆投資の常識
◆既に株をお持ちの方へ
◆空売り
◆練習売買・王子製紙
◆勝ち続けるには
◆自分の感覚を大切に
◆新聞の整理
◆具体的帳票活用と銘柄選定
◆習得期間
◆酒田新値
◆日足
◆月足記入方法
◆損切り
◆分割売買
◆株式分割時のグラフ
◆うねり感覚の習得
◆現渡し手仕舞い
◆順行か逆行か
◆ローソク足か折れ線か
◆罫線グラフへの慣れ
◆利益の伸ばし方
◆自社株買い
◆銘柄選定
◆切手屋/地場筋
◆銘柄選定その2
◆銘柄選定から練習売買
◆銘柄固定から一ヶ月
◆ミニ株活用
◆平均値の求め方
◆自分だけのルール作り
◆千円を跨るグラフ
◆値動きの受け止め方
◆日足作成のポイント
◆ツナギ売買
◆私の愛読相場書
◆相場書のまとめ方

株式投資の基礎知識
◆EPS・PER・PCFR
◆ROE・ROA・ROI
◆空売残高と空売比率
◆オプション・ストックオプション
◆BBレシオ
◆信用取引とは
◆委託保証金(証拠金)
◆信用取引の費用
◆制度信用取引と一般信用取引
◆貸借取引と貸借銘柄
◆証券金融会社と貸株
◆信用取引残高と信用倍率
◆規制措置・規制銘柄
◆差金決済・転売・買戻し
◆受渡決済・現引・現渡
◆弁済期限・期日・期日明け
◆株式分割と権利処理価格
◆金利(日歩)と逆日歩
◆委託保証金・信用余力・追証
◆空売り・つなぎ売り・ドテン
◆買残高と評価損率
◆株式投資指標の種類
◆PERの示す意味は
◆PCFRの示す意味は
◆PBRとQレシオの示す意味は
◆証券取引所
◆株式累投(るいとう)とミニ株
◆保護預かり/保管振替制度と単位株
◆証券総合口座とラップ口座
◆店頭市場とJASDAQ
◆インサイダー取引

差金決済

 通常の現物取引の場合は、売買の約定後は受渡日に、買いの場合は約定代金を支払って株券等を受け取り、売りの場合は当該株券等を引き渡して約定代金を受け取ることで決済を行います。

 信用取引の差金決済は、こうした株券等の受け渡しをせずに、転売または買戻しといった反対売買による買付け代金と売付代金、あるいは売付代金と買い付け代金の差額の受け渡しよって決裁することを言います。



転売

 信用取引の買付け(買建玉)を行っている場合の決済方法の一つです。

 買付けを行っている株券等(買建玉)を売付によって決済することで、売り返済ともいう。

 転売による反対売買を行うことで、買付け代金と売付け代金の差金の受払いによる決済が行われます。

 買い建て玉の返済方法としては、このほかに現引品受)があります。



買戻し

 信用取引の売付(売建玉)を行っている場合の決済方法の一つ。

 売付を行っている株券等(売建玉)を買い付けによって決済することで、買い返済ともいいます。

 買戻しによる反対売買を行うことで、売付代金と買付代金の差金の 受払いによる決済が行われます。

 売建玉の返済方法としてはこのほかに現渡品渡)があります。

 

    建て玉のよりどころについて

 相場で勝ち続けるには 、その「より所」とする根拠を何にするかが重要です。
 その「より所」に、普遍性があればあるほど、安心して投資できますね。

 例えば、FAI方式(低位株投資)では、株価の推移を10年単位で追い、低迷した会社の業績が収益回復した時、株価が上がる経験則(必然性?)を根拠に、銘柄を厳選し、かつ複数銘柄に分散投資します。

 異銘柄さやとりの場合は、複数の銘柄間の株価差が、開いたり、縮まったりする経験則を、収益源とします。
 自分の性格にあった相場技法を知ることも重要です。

 コンピュータの発達した現在、時代錯誤ではないか?と仰るかもしれませんが、相場師は場帖(場帳)もグラフも手書き( 相場師の三種の神器)です。
 手書きすることで、常とは違う違和感(相場感覚)を得やすくなるのです。

 「うねり取り 」の場合は、数日から数ヶ月の比較的大きな相場の上下を、収益源にするものです。
 多くの銘柄の株価は、長期的な視点から見れば、ある値幅のなかで、上げ下げを繰り返している。(別の表現をすれば、大きな値幅の中で、持ち合っている)

 そのうねりの感覚 に基づいて、「上げトレンドは、買い」で取り、 「下げトレンドは、空売」で取る、を繰り返すものです。
 借り株費用が発生し、逆日歩のリスクがある「空売り」が嫌いな人は、下げ相場はお休み(建て玉しない)です。

 お休みといっても、何もしないわけではなく、毎日場帖とグラフを書いて、いつ下げ止まるかを注意深く観察します。

 「うねり取り」には、適する銘柄と、そうでない銘柄があります。
 長期にわたり、大きな持ち合い幅の中で、なんども上げ下げを繰り返す銘柄が、最適といえます。(銘柄選定法

 何十年に一度の化ける動きをする仕手株材料株品薄株新規上場株では、うねりが乱れ取り辛いのです。

 違和感が有ると思いますが、優良株も「うねり取り」の対象では有りません。
 むしろ、長期的に、優良株として評価された会社が、十分成長し、少しぐらいのヒット商品では、業績貢献も限られ、微々たる成長しかできなくなった時。
 巨体を持て余すようになり、右肩上がりの株価もすっかり勢いを無くした後が、ねらい目となります。

 言い方を代えますと、「うねり取り」には、地味な、大化けをしない、成長力をなくした面白くもない銘柄?、を厳選する必要があります
 なぜなら、あなたの収益源には、「安定したうねり」が必要だからです。

 加えて、忘れて頂きたくないこと
    【資金、目いっぱいの仕掛けは、絶対禁止!!】

 相場で破産する人は、いろいろいるが、統計的な事実があります。
 それは、資金目一杯の仕掛けをする人は、必ず破産するということ。

 従って、これから、練習売買する時も、資金は最低3単位(3000株分)、できれば4単位預けてから開始して下さい。
 練習売買の間、資金を増減(出し入れ)してはいけません。


 自分が厳選した銘柄の株価の動きを、毎日、場帳とグラフで受け止め、下げ止まったかな?とおもったら、1単位の買い(試し玉)を入れます。

 相場の波は昔から、「三月またがり60日」といわれています。
 数日の短いうねりから、半年を越える長いうねりもありますが、林輝太郎先生および関係者の方々のご著書には、具体的に統計をとった事例も載っています。

 自分好みの銘柄を選び(銘柄選定法2)、 練習売買 を始める時は、天井から、2〜3ヶ月(なるべく長い波の方が、安心感)後の下げ止まりを狙います。
    
 たぶん、最初は早過ぎ?で失敗!、となるかもしれませんね。
 しかし、それは、全く問題ありません。
 そのために、資金を抑え、時節を待つ、うねり感覚の訓練をしているわけですから。

 結果的な損益にとらわれずに、冷静に株価の動きを見る癖をつけましょう。
 下値抵抗線を勢いよく超えそうか、新値更新が鈍りそうか、 或いは順調に戻りそうか?
 場合によっては、仕掛ける前に決めた損切が必要になることもあります。

  重要なポイントは、
       【市場の実勢はどうだった? 
         この時、自分の銘柄は、どう動いたか?】

 
 この感覚を肌で感じ(相場感覚の受止め)、それを繰り返すこと!

 これが、他の本に書いてない、相場感覚を身に付けるポイントと思っております。
 相場感覚につきましては、場帖とか、 グラフから受ける感覚とか、上記のような体験の繰り返しが必要ですから、ある程度時間が必要となります。
 「継続こそ力なり」です。


 さて、私が「より所」とする、もう一つの重要要件は、
      
【上がった株は、必ず下がる。
               下がった株は、上がるとは限らない】


 これが、私の建て玉が、売りが多い(オーバーヘッジ)理由です。
 資金1千万の場合で、私の銘柄は、2000円〜5000円が大きな持合と見ておりましたから、具体的な自主ルール(最大建て玉)は、
      売りは、最大30単位(約1500万円)、
     買いは、最大15単位(約750万円)
    です。 

 現実には、強弱の相場観は、絶えずあやふやなものですから、売り買いの玉数の差が大きくなる機会は僅かなものです。

 売りは、上げ止まりを感じた時、大きく仕掛けますが、買いは、小さく試し玉1単位ずつ。
 その後も、小さく分割して仕掛け、平均値が有利になるような建て玉を心がけます。
 
 あなたも、練習売買で、数回続けて利益になると、つい気が緩んで、大きく仕掛けたい感情にとらわれると思いますが、ここが一番肝心です。
 じっと我慢して下さい。
 相場感覚の習得期間も、人それぞれです。

    
【資金目一杯の仕掛けは、破産へまっしぐら】
を思い出して下さいね。



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