海外ファンド・FX・株式等の投資活動に必要な基礎知識

 学校では決して教えないことですが、お金に関する知識の有無は、人生を左右すると言っても過言ではないでしょう。
 投資活動(海外ファンドFX・外国為替取引、株式投資等)に不可欠、或いは知っていた方が有利な基礎知識を集めました。

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図解雑学 マクロ経済学」 東京大学教授 井堀利宏 著
   
■GDPは国の経済活動の大きさを測る指標

 GDPとは、国内総生産(Gross Domestic Product)の略語です

 GDPは、ある一定期間(通常は一年間)に、ある国の国内で新しく生産された財やサービスの付加価値の合計です。
 付加価値とは、各経済主体がその生産活動によって、新しく付け加えた価値のことで、具体的には各企業の生産額から原材料費を差し引いたものです。

 なお、GDPには、生産に使われて減耗する機械などの減耗分(固定資本減耗) が含まれています。
 これを差し引いたものを国内純生産(NDP)といいます。
 これがその期間において純粋に生産された(=正味の)付加価値の額です。

 また、GDPには、国民の作り出した価値とは関係の無い間接税が含まれています。
 また、政府の補助金の分だけ市場価格が安くなっています。
 従って、国民純生産から間接税を差し引き、補助金を加えたものを国民所得(NI)といいます。



■GDPとGNPの違い

 GNP(Gross National Product)とは、国民総生産のことです。

 これは、一国の国民が国の内外を問わず、作り出した付加価値の合計です。

 昔はGNPが経済指標としてよく用いられてきましたが、現在では一国の国内の経済活動を表す適切な指標として、GDPの方を用いています。
 一国の経済全体として、マクロ経済活動が活発であるかそうでないのかを判断する基準として、GDPの大きさは最も有益な指標と考えられています。



■GDPの三面等価の原則

 GDPには、生産面、分配面、支出面における三面等価の原則があてはまります。
    
 生産面のGDP=分配面のGDP
   NI(国民所得)=雇用者所得+営業余剰
   NDP(国内純生産)=雇用者所得+営業余剰+間接税−補助金
   GDP(国内総生産)=雇用者所得+営業余剰+固定資本減耗
                +間接税−補助金

 分配面のGDP=支出面のGDP
   GDP(国内総生産)=民間最終消費支出+政府最終消費支出
          +国内総固定資本形成+在庫品増加+海外経常余剰


   


     ★★★★★★ スマートマネー流・優良ファンド選択法  ★★★★★★
        スマートマネー流株式選択術 (ピーター・フィンチ著)
    本著では、主に米国の株式ファンドに投資するにあたり、五つの重要な項目を
  挙げています。
    この考え方は、投資の基本であり、日本の投資信託を買う時にも当てはまるし
  海外ファンドを購入するにあたっても、重要な判断です。

      1.自分の投資目的を明確にする
      2.長期にわたるパフォーマンス(運用成績)をチェックする
      3.ファンドのリスクとボラティリティ(変動率)を評価する
      4.手数料と税金を最小限に抑える
      5.担当のファンドマネジャーを知る


  2.長期にわたるパフォーマンス(運用成績)をチェックする
    こんな言葉に見覚えは無いだろうか。
    「過去の運用実績は将来の運用成績を約束するものではありません」

    これはミューチュアルファンドの広告の下の方に、ちっちゃな字で必ず記載
   されている言葉だ。
    そう、ファンドの過去の運用実績を誇らしげに宣伝した部分の直ぐ下だ。
    投資家だって、実績どおりになるとは決して思っていないのは確かだ。
    しかし、ミューチュアルファンドの過去の運用実績に目もくれない人は、自ら
   リスクを抱え込むことを覚悟しないといけない。

    というのも、ファンドマネジャーの能力を知る上で最高の尺度となるからだ。
    面白いことに、過去の成績は好成績のファンドよりも成績不良のファンドを
   予測するのに良い指標となるらしい。
    フォーダム大学が2000年現在の運用成績について調査を行った結果、
   モーニングスターから4つ星か最上位の5つ星と評価されたファンドが、必ずしも
   上位に残るとは限らないが、1つ星か2つ星とされたファンドは相変わらず
   もがき苦しんでいることが分った。


    教訓はあまりにも明らかだが、「永久負け組みファンド」には
   手を出さないことだ。


    では、運用実績を評価するには他にどうすればいいのだろうか。
    まずは、長期間にわたる実績を調べること。
    前年に話題となった人気ファンドの誘惑に負け、やけどをする投資家が
   あまりにも多いからだ。
       ・・・中略・・・
    では、年率リターンが7%とか15%、20%で推移している、ごく普通
   のファンドの場合はどうするか。
    本当に一貫して好成績といえるファンドは、どうやって見分けたら
   いいのだろうか?

    一番良いのは、投資対象が同様のほかのファンドや、ベンチマークとなる
   インデックス(大型株ファンドなら、大型株が採用されているS&P500
   小型グロースファンドならラッセル2000)と比較してみることだ。


     ★★★★★★ 海外投資のご相談と回答 ★★★★★★

  ご質問の趣旨は、仲介業者と、そこから紹介された二つのファンドについてです。

   (1)Man Vision Ltd.
      満期日 2020年12月31日(満期時元本保証:クレディスイス)
      50,000USD (20,000USD〜)
      年平均リターン12%

   (2)Dominion
      PX2 USD 30,000USD
      NX2 USD 20,000USD


   【お返事です】

   海外投資に関する基本的考え方から、説明させて頂きます。
   (既に、ご存知と思われることも書きますから、我慢して読んで下さいネ)

   まず、ポートフォリオ(資産配分)から
   1.私のポートフォリオは、百年に1回、あるいは2回起こるかもしれない
    リスクから守ることが目的の第一です。
     収益向上はその次です(*^_^*)

   2.そのリスクとは、円の暴落、ハイパーインフレ、預金封鎖、先々のドル不安も

   3.それぞれの可能性に対して、どの手段で備えるかです。
     ★円暴落へは、FX(国内金融機関)、海外ファンド、金
     ★ハイパーインフレへは、オフショア外貨預金、FX、海外ファンド、金
     ★預金封鎖へは、オフショア外貨預金、海外ファンド、金
     ★ドル不安には、オフショア外貨預金(ユーロ、豪ドル等)、豪ドル建てファンド、金

   4.出口戦略・使途の時期
     投資ですから、必ず回収を考えねばなりません。
     私は、ファンドを長く寝かせる予定ですが、それでも成績をみながら
    配分を変えていくつもりです。
     たとえば、教育資金、住宅購入等の目的があれば、有利な解約時期、
    解約方法を考えねばなりません。

   ●●様は、海外ファンドに投資しようとお考えですから、ご自身のポートフォリオ
  と使用目的・回収時期を考慮したファンド選定となるわけです。
   なお、「資産全体の10%ほどを、金(ゴールドバー)にすると良い」と
  言われております。

   目的と回収時期、目標成果(年率成長率)等を明確にすれば、
  投資コンサルタントとしても推奨ファンドを選定し易いはずです。
   ・・・中略・・・
   推奨されたファンドあるいは、仲介業者(複数社)についても、上記の視点で
  チェックして下さい。
   複数業者に(購入から解約まで全ての)手数料を質問したり、ファンドに
  求める条件を明記してファンド選定等のアドバイスを求めることで、
  仲介業者の良し悪しがお分かりになると思います。
   ・・・中略・・・

   「投資は、小さく始め大きく育てよ」と申します。
   初めての海外投資ならば、なるべく小さな単位でできるファンドを選び、
  購入手続きは言うに及ばず、解約経験(確実に自分の銀行口座に回収)
  までして、初めて一人前かな、と思っております(その意味では、私は
  半人前です)。
   ・・・中略・・・

   20万ドル投資する予定なら、2万ドルから始めれば良いし、5万ドル投資
  なら、始めは5千ドル位から用心深く投資して下さい。
   どのファンドでも、絶対に破綻しないとは、言い切れません。
   ファンドも複数に分散したほうが、安全度は高いでしょう。



   統計的な事実として、「過去の成績が悪いファンドは、将来も悪い可能性
  が高い」そうです。

   逆に、「過去の成績が良いファンドは、将来も良いとは限らない」。
   なにが言いたいかといえば、ファンドを選択する上で、過去の成績が
  良いことが必須条件となる
ことです。

   元本保証タイプの弱点は、過去のデータがないこと。
   元本保証(正確には、満期時の元本確保)のために、その原資
  (ゼロクーポン債)に半分超を食われるため、全体の利回りが低くなる
  (特に、スタートから数年は、低い)こと。

   いくら、類似のファンドあるいは、類似の戦略で投資するといっても、
  同一のファンドマネジャーが運用しない限り、成績が同じようにはならない
  というのが、私の経験です


   具体的には、Manの旗艦ファンド「ADP(Man AHL Divercified plc)」
  (AHLというプログラム売買が主体)は、18%近い収益なのに、同じ手法で
  もっと安定した収益を目指した「2XL(Man AP 2XL)」は10%内外の情けない
  成績です。
   ・・・中略・・・

   ADPは、     ・・・中略・・・
  毎週募集のオープンタイプで、しかも成績優秀ですから、
  現在のところ、私がUSD建てで選ぶならADP(最低USD30,000)です。

   初めての場合なら、もっと小額投資(最低AUD5,000)のOM-IP
  シリーズが良いと思っています。

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