「あなたの癌はがんもどき」
近藤誠 著
◆中村天風 成功の実現 運命を拓く 天風瞑想録 盛大な人生 成功へ導く言葉 いつまでも若々しく生きる 真理のひびき ◆船瀬俊介 死のマイクロチップ ◆沼田勇 幕末名医の食養学 病は食から・日常食と治療食 ◆近藤誠 あなたの癌はがんもどき ◆安保徹 病気は自分で治す かたよらない生き方 ◆甲田光雄 生菜食健康法 ◆ロバート・キヨサキ 金持ち父さんシリーズ ◆佐藤富雄 朝の習慣を変えると人生はうまくいく ◆小林正観 100%幸せな1%の人々 ◆新谷弘美 腸からはじめる幸せ健康法 病気にならない生き方 ◆森下敬一 薬効食・自然医食の効用 ◆中野孝次 清貧の思想 ◆茂木健一郎 感動する脳 ◆本田健 スイス人銀行家の教え ◆稲盛和夫 稲盛和夫の哲学 ◆大岡昇平 野火 ◆藤田紘一郎 腸を整えれば心も体も元気に 万病を防ぐ水の飲み方選び方 ◆その他 食べない健康法 内臓脂肪が病気の原因 バランスの良い食事が老化の原因 体温を上げると健康になる SASサバイバルマニュアル |
この本は、医療の一般常識を覆してくれます。
「これだけ医療技術が進んだにもかかわらず、がん死亡率が下がらない」という、漠然ともっていた疑問が解けました。 本物の癌(転移がある)になったら、諦めなさい?…というのは、親族の立場に立てば感情的には同意したくないが、学術論文の分析力から想像するに、近藤氏の主張は正論と思われます。 厚労省とグルになった検診ビジネスの犠牲にならないためにも、自己防衛として知っておくべき知識と思います。 近藤誠氏のような、患者の利益を優先する倫理観のある医療を受けるためにも、思考停止しないで『自分で考える患者』にならねば、と改めて誓います! <これまでの考え方> ・いつ転移するか分からないから、徹底的に治療しろ <新しい考え方> ・もし転移があるのであれば、治療してもあまり意味が無いから、最小限の治療(場合によっては無治療)で十分。もし臓器転移がないのであれば、今後も転移は生じないので、やはり最小限の治療、もしくは無治療で十分、となる。 ・専門家の間には、がん診療の効果を測るには、総死亡数が最も有用で誤りが少ないというコンセンサスがある。 <がん検診の効果と結論> (1)検診をすると、癌が発見される人は増える (2)しかし、癌死亡数は変わらないか増える (3)検診群の癌発見数の増加分は、人を死なせない癌、すなわち「がんもどき」 (4)検診群では、本物の癌も早期に発見されたはずだが、運命は変えられない。原発病巣が検診で発見できる大きさになる前に、転移が生じている。 (5)CT、PETを用いた精密検査も結論は変わらない。 癌が小さくなるほど、「もどき」の確率が高くなり、他方で、本物の癌は小さくてもすでに転移が生じているため ・胃がん:進行癌でもすぐに死ぬことはない。QOLも良好。 ・免疫療法、抗癌剤を投与されたグループの生存期間が短い レントゲンが発ガン原因に! ・5〜150_シーベルトで発ガン死因との相関が認められた ・CT一回は10〜20_シーベルト、撮影が数回に及ぶこともある。 マンモグラフィ=3_/一回 大腸レントゲン検査=15_/一回 ・胃がん検診(バリウムを用いた)は特に危険(胃袋は放射線感受性が高い) ・CT検査も、子供の年齢が若いほど、被ばく線量が高くなり、発ガン率は成人の数倍になります。 被爆で組織の発育も阻害され、年齢が低いほど危険です。 乳児はことに脆弱で、一度のCT検査で、神経発育障害が起こる可能性があります。 ・現在、「科学的、倫理的、経済的見地からして、公衆健康の望ましい増進策として一般医療の場において、中年における多項目検診はもはや唱導されてはならない」というのが世界的な常識です。 ・放射線は、癌の悪性度が高いほど治療効果が高く、再発率も低くなる ・がん細胞は血流に乗って全身を巡っています。 しかし、各臓器には固有のバリアーがあるので、それぞれに対応した鍵物質を持っている場合だけ、その臓器に転移することができる。 ・5年生存率:臓器移転は通常、治療後2〜3年以内に出現し、出現後2〜3年以内に死亡 ・「もっと早く見つけていれば」は、見当違い ・抗癌剤治療は二度目になると、生存期間を短縮します。 |
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