＜私のお奨め本＞

　ここに書いてある世界に、私のような凡人が近づくのは、難しいですね。
　しかし、心身統一法の入り口から、少しづつ段階を踏めば可能なのかもしれません。

　例えば、観念要素の更改法。
　消極的な考えは、常に排除する練習を繰り返したら、（不思議なことに）良いことばかりが起こるような気になり、人生が楽しくなりました。

　精神も肉体も、使わなければ衰えます。
　遅ればせながら始めた筋トレも、繰り返すことで、肉体に明らかな変化が起きました。

　精神は、常に積極的に思考し、行動基準は「人の世のためになるか否か」で判断すれば、間違いないと考えております。
　京セラ会長の稲盛和夫氏は、「人生の目的は、自分の霊を美しいものに磨き上げること」と言っておられる。
　稲森氏の著書を拝見すると、現代の天風哲学実践者とお見受けしております。

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■人生の一番大切な自覚
　・人間の欲望というものは、絶対に捨てることはできない。
　　大いに欲望の炎を燃やせ。
　・苦しい欲望･･･・叶わない欲望、際限ない欲望＝�@本能�A感覚�B感情�C理性
　・楽しい欲望･･･・燃やせば燃やすほど楽しい欲望＝霊性満足を目標とする
　　他人の喜ぶような言葉や行いを、自分の人生の楽しみとする

■信念と奇跡
　・信念は、人間各自の心のなかにある宿願達成の原動力となるもの。
　・信念の煥発法＝想像力を応用して、心に絶えず念願することを映像化して描くことによって、信念というものが強固になる。

■理想の摩訶力
　・心の豊かな生活が一番程度の高い生活だ。
　・他人の喜びを我が喜びとし、自分の言う事、行うことのすべてが人の世のためになること。
　・人生に光明あらんと欲すれば、まず宿命を統御しなさい。
　　そして同時に、天命に安住する。

　・人生というものは、忍苦の、あるいは忍耐のというような難しいことを主張するよりは、現在の自分の生きてる命に喜びをできるだけ多く味あわせる。
　　そこに真の生きがいがある。

■神人冥合と霊感発現の要諦
　・神人冥合というのは、大自然の持つ神秘の力を十分に自分のものとして、心の働きを超特的に向上して、自己の人生を万物の霊長として遺憾なく確保しようとする。
　・無念無想とは、肉体の存在も精神の実在もはっきりと認識して、ただ一切の感覚を超越して純粋な気持ちになること。
　　妄想念というのは、「肉体意識」か「心性意識」の中から発生する。
　　だから、妄想念が除きさられれば、霊感＝「自覚正念」というものが出てくる。

★無念無想で心を霊的境地におく方法
　�@くつろいだ格好で目をつぶる。
　　辛さを感じない程度の体、つまりある程度まで長持ちのする格好になる。
　�Aそして形をできるだけ崩さないようにする
　�B水の流れるようなブザーの音がする。嫌でも心から引きいられる。
　　この引きいられている時が有我一念だ。
　�Cこの引きいられた耳を通じての心の定まりが、トーンと音の途絶えた刹那、本当の瞬間的になんにも音のない世界を感じる。
　　この音のない世界、これが霊的境地、禅でいう三昧境。
　　そして音のない世界が、宇宙の真実相で、それが宇宙本体のエネルギーの遍満存在している状態だ。
　　ほんとうの宇宙の姿というものは、音無き世界、空の世界。
　　空の世界に驚くべき蘇りの力が、あふれるほどたたえられている。
　　そこに心がフッと近寄ると、生命の全体が無限の力と結びつく、というのが自然原理だ。