ご近所さん歴史探訪

 <二之宮赤城神社

  住所   群馬県前橋市二之宮町
  探訪日 2008年3月22日 晴れ

  国道17号線伊勢崎から前橋に入ってまもなく、右手に「二ノ宮赤城神社」の案内がみえます。
  右折し、まっすぐ直進すれば、突き当りが鳥居になり、その右手が駐車場です。

  石碑の並ぶ参拝道をすすむと、太鼓橋の手前両側に御神燈があります。



   明治四十二年の銘がある御神燈


   特徴的なのは、灯篭(正式には、御神燈)の
  足元です。
   なんと、四人の人物が支えているのです。

   灯篭は左右二脚ありますから、合計八体の
  人物像があります。

   それも8体とも全て姿勢、体形、表情が
  違うのです。



   【御神燈の台座を支える人物像】


   たいこ橋手前西側の御神燈を東南方向から
  撮ったもの。
   力強い腕組みは、使命一筋のがんこ親父を
  想い起させます。

   雲台脚部の重量を支える?部分の細さにも
  ご注目。






    【御神燈の台座を支える人物像】

    たいこ橋手前・西側の御神燈を西南方向から
  撮ったもの。

   上の写真の隣の像です。
   お面をつけているのか?それとも、・・・
  不自然な位置に顔面があります。
   もう一つの特徴は、恵比寿様のような腹の
  大きさです。

   現代でいえば、メタボですが、中国では
  大人(大物)の象徴。
   作成が明治期とすれば、 納得!




    【御神燈の台座を支える人物像】


   太鼓橋手前・東側の御神燈を西南方向から
  撮ったもの。
   
   右ひざを立て、右手を上げて台座を支えて
  います。

   どの像も、寸法は小さいのに、力強さを
  感じさせるのは、さすがです。




     【御神燈の台座を支える人物像】
   太鼓橋手前・東側の御神燈を北西方向から
  撮ったもの。

   北側のため、足元はコケに覆われています。
   右ひざを立て、右手で支えているのは同じ
  ですが、表情は穏やかに、おなかも小さく
  作られて おります。

   人物像と上下の台座は、モルタル?のような
  もので、接着されてますが、これで震度4に
  耐えたとは、不思議です。

   相当の技を持つ人物が関与したものと
  想像します。
   
   



     【本殿正面と狛犬】

   豪壮なつくりに圧倒されます。

   これだけの規模の建物を、木組みだけで
  作り上げる宮大工の技は、いつもながら
  驚嘆します。

   韓国の南大門は、放火で焼失しましたが、
  同類の事故が起きないことを祈ります。





       【奥の院(内宮)】

   奥の院を西側より撮影。

   奥の院(内宮)の木組みと彫刻の美しさと
  外屋根の大きさにご注目。

   内屋根の曲がりの美しさ、外屋根の大きな
  アールは、どのように設計するのでしょうか?
   しかも、長年月にわたり狂いを生じないとは、
  梅雨、積雪にびくともしない建築技術は、
  是非とも後世に残して欲しいものですね。

     →伊勢崎・石山観音           →前橋・二ノ宮赤城神社          太田・冠稲荷神社
     →前橋・滝沢不動堂           →伊勢崎・波志江祇園祭          渋川・木曽三社神社


                                                  ご連絡先→aaw66341(アットマーク)gmail.com

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