株式投資・相場技法の基礎知識

 株式相場の世界で、安定した利益を出し続けるには、組織力に頼るか、相場技術を身に付ける必要があると云われています。
 そんな相場技法(理屈でなく売買できる力)を身に付ける方法と、株式投資の基礎知識集です。

 関連記事 【株式相場技法・三種の神器】  
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株式投資の基礎知識
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 プロ相場師の世界には、昔から、伝えられてきた、”三種の神器” とよばれる道具が存在します。

 相場技術を駆使して、生活費を得るには、必須の道具です。

 その技術レベルが、上がれば上がるほど、重要となる 「プロの企業秘密」というべき、「場帖」、「玉帖」、「グラフ」 の三種と、「値板」をご紹介します。

 手書きするのが、面倒だとか、頭で記憶しているから不要とか、は、絶対に言わないこと。

 これから、“億に挑戦”するわけですから、わずかな設備投資は惜しんでは、いけません。

 建て玉の判断をする、必須アイテムです。
 くどいようですが、あなたが、成功したいなら、絶対に手抜きは禁止です。


■場帖    

 場帖場帳)とは、日々の値動きを数値で記録し、その推移を追えるように工夫した、一覧表です
     
 日足グラフが折れ線の場合、横軸項目は終値と出来高のみで良いでしょう。
 グラフが陰陽足の場合は、寄高安終の4本値、及び
出来高を記録します

■玉帖     

 玉帖玉帳)とは、入出金、建て玉、損益まで一覧できるようにした、帳簿です。
 余裕資金は、言うに及ばず、未決済建て玉の明示、ひいては、上級者には、技術レベルまで読み取ることができるそうです。

 これも、FAIに標準様式があります。
   
・銘柄
     ・売り建て玉(年月日、株数、単価、金額)
   ・買い建て玉(年月日、株数、単価、金額)
   ・損益
   ・余裕資金(年月日、増減、残高) 
   ・月間損益

 等の表示欄があります。

 玉帖の必須要件は、
     ◎余裕資金を正確に捉えることと
    ◎未決済建て玉が一目瞭然に判ること
   です。



■値板     

 玉帖を補完するものとして、値板があります。
 これは、建て玉の概要を、記録し、持ち歩くものです。

 記入項目は、銘柄別に、売り買いそれぞれの、
   ・建て玉年月日
   ・数量
   ・単価 
を記録し
   ・最下段に合計玉数と、平均値
を記入します。

 初期の、1単位、2単位の練習中は、不要でしょうが、複雑に建て玉をするようになると、値板は必須となります。
 最初から、作成する習慣をつけてるのが、ベターでしょう。

 私は、当初、上図を起票し、場帖、玉帖、値板を一つのファイルにまとめ、毎日見ておりました。
 携帯性よりも、一覧性を重視しておりました。

 ところが、ある日、値板を携帯する重要性に、気付き、手帳にはさんで、持ち運ぶ方式に変更しました。
 携帯することで、建て玉状況が、より明確に頭に入り、安易な、増し玉を防止できるようになりました。
 理論的に説明出来なくて恐縮ですが、不思議です。

 今では、値板を持っていないと、なんとなく落ち着かない気分です。

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 ■グラフ                         

     

 グラフは、場帖のデジタルデータと合わせ、アナログ的にトレンドを、把握するのに使います。

 読み方に慣れると、売り方、買い方の攻防まで読めるそうですが、残念ながら私は、そのレベルまで到達していません。

  
 重要なことは、グラフ用紙に、1000 X 700 の大きなものを使うことです。
 書いてみれば、納得できますが、30cmの小さなより、圧倒的に、うねりの変化を、受け止め易いからです。

 写真は、陰陽足ですが、うねり取りには、折れ線グラフの方が、傾向を読みやすいという意見が多数です。
(私の場合は、酒田罫線逆行新値本数と共に、天底転換を、順行新値更新の変化を受け止めるのに使っております。)

 また、グラフには、出来高、平均線、抵抗線、傾向線等、余計なものを書き込まないこと。
 月替わりがわかる薄い縦線のみと、して下さい。

 コンピュータ画面をたたけば、きれいなカラーグラフがでますね。
 ところが、コンピュータのグラフは、最大最小値でグラフの上下幅を決めるため、表示期間の長短で、全く異なる印象となる重大欠陥があります。


 相場感覚を養成したいあなたには、大きなグラフを用意し、手書きの手間を惜しまないこと が、絶対の成功要件です。

  相場師の道具のお店 → 


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    建て玉のよりどころについて

 相場で勝ち続けるには 、その「より所」とする根拠を何にするかが重要です。
 その「より所」に、普遍性があればあるほど、安心して投資できますね。

 例えば、FAI方式(低位株投資)では、株価の推移を10年単位で追い、低迷した会社の業績が収益回復した時、株価が上がる経験則(必然性?)を根拠に、銘柄を厳選し、かつ複数銘柄に分散投資します。

 異銘柄さやとりの場合は、複数の銘柄間の株価差が、開いたり、縮まったりする経験則を、収益源とします。
 自分の性格にあった相場技法を知ることも重要です。

 コンピュータの発達した現在、時代錯誤ではないか?と仰るかもしれませんが、相場師は場帖(場帳)もグラフも手書き( 相場師の三種の神器)です。
 手書きすることで、常とは違う違和感(相場感覚)を得やすくなるのです。

 「うねり取り 」の場合は、数日から数ヶ月の比較的大きな相場の上下を、収益源にするものです。
 多くの銘柄の株価は、長期的な視点から見れば、ある値幅のなかで、上げ下げを繰り返している。(別の表現をすれば、大きな値幅の中で、持ち合っている)

 そのうねりの感覚 に基づいて、「上げトレンドは、買い」で取り、 「下げトレンドは、空売」で取る、を繰り返すものです。
 借り株費用が発生し、逆日歩のリスクがある「空売り」が嫌いな人は、下げ相場はお休み(建て玉しない)です。

 お休みといっても、何もしないわけではなく、毎日場帖とグラフを書いて、いつ下げ止まるかを注意深く観察します。

 「うねり取り」には、適する銘柄と、そうでない銘柄があります。
 長期にわたり、大きな持ち合い幅の中で、なんども上げ下げを繰り返す銘柄が、最適といえます。(銘柄選定法

 何十年に一度の化ける動きをする仕手株材料株品薄株新規上場株では、うねりが乱れ取り辛いのです。

 違和感が有ると思いますが、優良株も「うねり取り」の対象では有りません。
 むしろ、長期的に、優良株として評価された会社が、十分成長し、少しぐらいのヒット商品では、業績貢献も限られ、微々たる成長しかできなくなった時。
 巨体を持て余すようになり、右肩上がりの株価もすっかり勢いを無くした後が、ねらい目となります。

 言い方を代えますと、「うねり取り」には、地味な、大化けをしない、成長力をなくした面白くもない銘柄?、を厳選する必要があります
 なぜなら、あなたの収益源には、「安定したうねり」が必要だからです。

 加えて、忘れて頂きたくないこと
    【資金、目いっぱいの仕掛けは、絶対禁止!!】

 相場で破産する人は、いろいろいるが、統計的な事実があります。
 それは、資金目一杯の仕掛けをする人は、必ず破産するということ。

 従って、これから、練習売買する時も、資金は最低3単位(3000株分)、できれば4単位預けてから開始して下さい。
 練習売買の間、資金を増減(出し入れ)してはいけません。


 自分が厳選した銘柄の株価の動きを、毎日、場帳とグラフで受け止め、下げ止まったかな?とおもったら、1単位の買い(試し玉)を入れます。

 相場の波は昔から、「三月またがり60日」といわれています。
 数日の短いうねりから、半年を越える長いうねりもありますが、林輝太郎先生および関係者の方々のご著書には、具体的に統計をとった事例も載っています。

 自分好みの銘柄を選び(銘柄選定法2)、 練習売買 を始める時は、天井から、2〜3ヶ月(なるべく長い波の方が、安心感)後の下げ止まりを狙います。
    
 たぶん、最初は早過ぎ?で失敗!、となるかもしれませんね。
 しかし、それは、全く問題ありません。
 そのために、資金を抑え、時節を待つ、うねり感覚の訓練をしているわけですから。

 結果的な損益にとらわれずに、冷静に株価の動きを見る癖をつけましょう。
 下値抵抗線を勢いよく超えそうか、新値更新が鈍りそうか、 或いは順調に戻りそうか?
 場合によっては、仕掛ける前に決めた損切が必要になることもあります。

  重要なポイントは、
       【市場の実勢はどうだった? 
         この時、自分の銘柄は、どう動いたか?】

 
 この感覚を肌で感じ(相場感覚の受止め)、それを繰り返すこと!

 これが、他の本に書いてない、相場感覚を身に付けるポイントと思っております。
 相場感覚につきましては、場帖とか、 グラフから受ける感覚とか、上記のような体験の繰り返しが必要ですから、ある程度時間が必要となります。
 「継続こそ力なり」です。


 さて、私が「より所」とする、もう一つの重要要件は、
      
【上がった株は、必ず下がる。
               下がった株は、上がるとは限らない】


 これが、私の建て玉が、売りが多い(オーバーヘッジ)理由です。
 資金1千万の場合で、私の銘柄は、2000円〜5000円が大きな持合と見ておりましたから、具体的な自主ルール(最大建て玉)は、
      売りは、最大30単位(約1500万円)、
     買いは、最大15単位(約750万円)
    です。 

 現実には、強弱の相場観は、絶えずあやふやなものですから、売り買いの玉数の差が大きくなる機会は僅かなものです。

 売りは、上げ止まりを感じた時、大きく仕掛けますが、買いは、小さく試し玉1単位ずつ。
 その後も、小さく分割して仕掛け、平均値が有利になるような建て玉を心がけます。
 
 あなたも、練習売買で、数回続けて利益になると、つい気が緩んで、大きく仕掛けたい感情にとらわれると思いますが、ここが一番肝心です。
 じっと我慢して下さい。
 相場感覚の習得期間も、人それぞれです。

    
【資金目一杯の仕掛けは、破産へまっしぐら】
を思い出して下さいね。




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