「スマートマネー流 株式選択術」
ネリー・S・ファン+ピーター・フィンチ著 より
■インデックス運用 indexing
パッシブ運用の一種で、S&P500などのインデックス(指数)と、トータルリターンが同程度になるように運用する消極的な投資戦略。
機械的にインデックスに合わせて運用するため、アクティブ運用のポートフォリオに比べ、独特の利点がいくつかある。
第一に、規律に従った一貫性のある投資スタイル。
これが最も重要な点だ。
例えば、S&P500型のインデックスファンドの場合、S&P500の採用銘柄以外のものに投資することは絶対にない。
こうした一貫性は、実際に自分でポートフォリオを作って、適切な資産配分を行う際にも必要なことだ。
その点、アクティブ型のファンドマネジャーは投資スタイルに一貫性が無く、独自の資産配分計画とは合致しないものまで買い付けたりする。
インデックス運用の他の利点は、経費が安く、節税効果があること。
■インデックスファンド index fund
特定のインデックス(指数)に採用されている銘柄を全て保有している、と仮定した場合と同じリターンを目指すミューチュアルファンド。
一番多いのがS&P500に連動するインデックスファンドで、これはS&P500と同程度のリターンを目指すもの。
インデックスファンドはポートフォリオの回転率が低いため、数あるファンドの中で、一番経費率が低く、節税効果が高い。
初心者には最適なファンド。
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