海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

 海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
 英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。 そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

<投資の基礎知識>

【金利と利回り】

                              「雑学3分間 金融」 太齊利幸 著

 
 ■金利と利回りの違い

      金利とは、一定期間に支払われる利息(利子)の比率をいいます

      例えば、元本100円につき年間利息が2円なら、金利は2円割る100円×100%=2%です。
      国債などの債券では表面利率クーポン)といいます。
      利付国債では、年に2回のクーポンに基づき決まった利息が受け取れます。
     100万円の国債でクーポンが2%であれば,半年後とに1万円ずつ2回受け取れます。
     これは確定です。


      一方、利回りとは、投資した金額に対して、一定期間にどれだけ利益が
    上がったか
を示します。

      例えば、100万円を投資して利益が2万円なら、利回り=2万円÷100万円×100%=2%
     となります。

      この投資が国債だったとしましょう。
     国債は市場で自由に売買されています。つまり、流通しているのです。
      ということは、需要と供給の関係で価格は変動するのです。

      満期まで持っていれば元本100万円が帰ってきます。
     これを満期償還といいます。
      しかし、満期前にお金が必要になり、1年分の利息2万円を受け取った翌年に、この国債
     を売却したら価格が98万円でした。

      この場合の利回りはどうなるでしょうか?
    
      100万円を投資して戻ってきたのが利息の2万円と、売却代金98万円ですから
     プラスマイナスゼロ、つまりこのケースは、金利2%でも、利回りは0%ということになります。
   
 

 ■様々な債券の利回り

      債券の利回りについては、応募者利回り、最終利回り、所有期間利回り
    などがあります。


      応募者利回りとは、新発債といって新規で債券を発行するときに買って、満期償還
     日まで持ち続けたときの利回りをいいます。

      最終利回りとは,既発債といって、新規ではなく過去に発行された債券で、市場で売られて
     いるものを購入し、満期償還まで持ち続けたときの利回りをいいます。

      所有期間利回りとは、新発債または、既発債を購入し、満期償還前に売却したときの
     利回りをいいます。

    
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    ☆☆☆☆☆☆☆☆ 投資の基礎知識 投資信託運用成績低迷 ☆☆☆☆☆☆☆☆
    昨年までは、政府方針の「貯蓄から投資へ」の流れを受けたのか?、
   ゼロ金利の銀行預金を避け、外貨建ても含め投資信託(投信)への資金流入が
   活発でした。
    特に、グローバルソブリンに代表される毎月分配型の投信へは、加速度的な
   資金流入がみられました。

    ところが、昨年(07年半ば)以降、サブプライム問題が顕著になり、世界中の
   金融機関への影響が避けられなくなるに従い、株安、
   円高(高金利通貨へのキャリートレードの巻き直し)、リスク資産
   への投資削減と、投資信託の不調が目立つようになりました。

    07年度末の公募株式投信の純資産総額は66.8兆円(投資信託協会)。
    06年末に較べると、プラス11.1兆円で過去最高です。

    全体としては、日本の株式で運用する投信は不振でしたが、中国やインドなど
   新興国の株式で運用する投信や、海外の高金利通貨で運用する投信が
   好調でした。

    ところが、半期別の資金純増額を見ると、年前半1〜6月の10.4兆円増から、
   後半7〜12月は4.2兆円増と6割減。

    この背景には、米国のサブプライムローンから派生したデリバティブ
   (低格付け債券と高格付け債券を融合させた商品を、再び、組み合わせた)
   商品が世界中に販売され、減価が算定できなくなった。
    
    会計は、時価会計が原則であるから、その損失額を算定するため売りに出すも
   買い手不在で値付かず。
    これが、世界的にモノライン(金融保証会社)まで巻き込んだ金融市場の
   信用収縮懸念、景気減速懸念を引き起こした。

    そして株式や不動産などの相場が昨年夏以降、急激に不安定になり、
   運用環境が大幅に悪化しました。

    特筆すべきは、リスク限定型投信では株価急落によって、
   日経平均株価など予め決められた水準(ノックイン価格)を
   下回り、元本保証が消滅した商品が多発しているようです。

    安定志向の投資家に好まれる傾向がありますが、ノックイン価格を下回ると
   元本割れする可能性が高くなるというリスクは、忘れてはなりません。

    むしろ、ノックインなどという概念が不要な、オルタナティブ(全天候型)投資
   を選ぶべきではないでしょうか?
    上がるだけでなく、必ず下がる時もある相場の世界において、
   「(空売りを交えないで)買いのみで利益を上げる」というのは、
   不可能ではないが、限りなく難しいというのが、個人的考えです。

 ■海外ファンド     →ヘッジファンド投資三つのリスク    →オフショア市場        →投資ファンドの四分類
             →外資ファンド利回り20%超のカラクリ   →確定拠出型年金・401K    →アセットアロケーション(資産配分)
             →アルファ値              →米国債            →国家破綻予想される事態とスケジュール
             →ボラティリティとベータ値       →分散投資がポイント        →逆張り投資家(コントラリアン)
             →国債のデフォルトは現実的でない    →デリバティブ         →フリーランチ投資家七つの鉄則
             →預金封鎖を想定した資産防衛      →金本位制とドル本位制     →固定相場瀬戸変動相場制
             →国債通貨体制の歴史          →外貨預金のリスクと外貨MMF    →国家破産下では金は使えない
             →買ってはいけないグローバルソブリン  →企業価値とホリエモン     →買ってはいけないグローバルソブリンA
             →インターバンク市場             →人口減少と日本経済      →株価指数
             →ファンド投資会社。投信会社      →財務官僚は国債を買わない   →外為法・外国為替検査
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