海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

 海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
 英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。 そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

<投資の基礎知識>

【マネーサプライ】

                              「雑学3分間 金融」 太齊利幸 著

 
 ■M2は「現金通貨と預金」

      マネーサプライとは、簡単に言うと「国内に流通する通貨の量」のこと。
     金融を少しでも勉強された方は、「M2+CD」と覚えていることでしょう。

      マネーにはM1M2M3のほかに譲渡性預金CDがあります。
     MはマネーのMです。


      M1とは、「現金通貨+預金通貨」をいいます

      現金通貨とは、日本銀行券である紙幣と硬貨のことです。
     預金通貨とは、銀行や信用金庫などの金融機関に預けている普通預金や当座預金の
     ことです。
      これらの預金は、公共料金などの様々な自動支払いや、手形・小切手の決済に充てられる
     もので、「流動性預金」といいます。


      M2は、M1に定期性預金をプラスしたものです

      定期性預金は、中途解約をすればいつでも引き出せるので(その場合、金利は普通預金
     と同じになってしまいますが)、「準通貨」と呼ばれます。


      M3は、M2に郵便局や農協漁協の貯金、金銭信託などをプラスしたものです

      ちなみに、銀行や信用金庫に預けるお金を預金といいますが、郵便局などに預けるお金
     は「貯金」といいます。
  

 ■CDは「譲渡性預金」

      CDは、Negotiable Certificate of Deposit(譲渡性預金証書)の略称で、
    譲渡(売買)できる定期預金のこと
です。

      一般に定期預金は他人との売買は出来ません。
     そのため、急にお金が必要になったときは、その預金を担保にお金を借りるか中途解約
     しなければなりません。
      借りれば借入金利息が発生しますし、中途解約をすれば金利が低くなり、どちらにしても
     損をします。

      そこで生まれたのが市場で自由に売買できる譲渡性預金、CDです。
     CDは中途解約できませんが、CD市場で自由に売却できるのです。

     一般にマネーサプライとは、このCDとM2の合計額をいいます

   ★★★★★★★ 投資の基礎知識:投資信託運用成績低迷について ★★★★★★★

    昨年までは、政府方針の「貯蓄から投資へ」の流れを受けたのか?、
   ゼロ金利の銀行預金を避け、外貨建ても含め投資信託(投信)への資金流入が
   活発でした。
    特に、グローバルソブリンに代表される毎月分配型の投信へは、加速度的な
   資金流入がみられました。

    ところが、昨年(07年半ば)以降、サブプライム問題が顕著になり、世界中の
   金融機関への影響が避けられなくなるに従い、株安、
   円高(高金利通貨へのキャリートレードの巻き直し)、リスク資産
   への投資削減と、投資信託の不調が目立つようになりました。

    07年度末の公募株式投信の純資産総額は66.8兆円(投資信託協会)。
    06年末に較べると、プラス11.1兆円で過去最高です。

    全体としては、日本の株式で運用する投信は不振でしたが、中国やインドなど
   新興国の株式で運用する投信や、海外の高金利通貨で運用する投信が
   好調でした。

    ところが、半期別の資金純増額を見ると、年前半1〜6月の10.4兆円増から、
   後半7〜12月は4.2兆円増と6割減。

    この背景には、米国のサブプライムローンから派生したデリバティブ
   (低格付け債券と高格付け債券を融合させた商品を、再び、組み合わせた)
   商品が世界中に販売され、減価が算定できなくなった。
    
    会計は、時価会計が原則であるから、その損失額を算定するため売りに出すも
   買い手不在で値付かず。
    これが、世界的にモノライン(金融保証会社)まで巻き込んだ金融市場の
   信用収縮懸念、景気減速懸念を引き起こした。

    そして株式や不動産などの相場が昨年夏以降、急激に不安定になり、
   運用環境が大幅に悪化しました。

    特筆すべきは、リスク限定型投信では株価急落によって、
   日経平均株価など予め決められた水準(ノックイン価格)を
   下回り、元本保証が消滅した商品が多発しているようです。

    安定志向の投資家に好まれる傾向がありますが、ノックイン価格を下回ると
   元本割れする可能性が高くなるというリスクは、忘れてはなりません。

    むしろ、ノックインなどという概念が不要な、オルタナティブ(全天候型)投資
   を選ぶべきではないでしょうか?
    上がるだけでなく、必ず下がる時もある相場の世界において、
   「(空売りを交えないで)買いのみで利益を上げる」というのは、
   不可能ではないが、限りなく難しいというのが、個人的考えです。

 ■海外ファンド     →ヘッジファンド投資三つのリスク    →オフショア市場        →投資ファンドの四分類
             →外資ファンド利回り20%超のカラクリ   →確定拠出型年金・401K    →アセットアロケーション(資産配分)
             →アルファ値              →米国債            →国家破綻予想される事態とスケジュール
             →ボラティリティとベータ値       →分散投資がポイント        →逆張り投資家(コントラリアン)
             →国債のデフォルトは現実的でない    →デリバティブ         →フリーランチ投資家七つの鉄則
             →預金封鎖を想定した資産防衛      →金本位制とドル本位制     →固定相場瀬戸変動相場制
             →国債通貨体制の歴史          →外貨預金のリスクと外貨MMF    →国家破産下では金は使えない
             →買ってはいけないグローバルソブリン  →企業価値とホリエモン     →買ってはいけないグローバルソブリンA
             →インターバンク市場             →人口減少と日本経済      →株価指数
             →ファンド投資会社。投信会社      →財務官僚は国債を買わない   →外為法・外国為替検査
             →金利と利回り             →買ってはいけない個人向け国債 →狭められるオフショア口座開設
             →信用格付け・債券格付け        →マネーサプライ        →出口戦略
             →標準偏差               →海外金融取引の課税強化    →大前研一・ニュースの視点
             →クアドリガ見送り体験         →サギ商品の見分け方      →シャープレシオ
             →タックスヘイブン           →ネバダレポート        →納税者番号・選択性で導入
             →利上げを急ぐなOECD事務総長      →オランダ経由の課税逃れ防止  →メールサポート・ご挨拶
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