海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

 海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
 英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。 そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

<海外ファンド・メールサポート>

クアドリガQUADRIGA)見送り体験

各位 様

 こんにちは

 クアドリガ元本保証ファンドについてどう考えるのか、ご質問がありました。
このファンドではありませんが、一昨年までの抜群の成績を誇っていたクアドリガ社(旧社名)
スーパーファンドを検討した体験をお伝え致します。
(一部の方には、既にお伝えした内容であることをお許し願います。)

 昨年7月か8月?頃、過去の成績に惚れ込んで、QUADRIGA社のスーパーファンド
の購入を検討したことがあります。
 その時点では、既にSUPERFUND GCTは買えず、SUPERFUND SICAV を
販売しているとのことでした。

 双方の資料を収集しておりましたので、条件を比較してみました。

   @ QUADRIGA SUPERFUND SICAV (FUTURES B/USD)
   A QUADRIGA SUPERFUND GCT FUTURES USD 
  
   ★ 成績の振れ(volatility)が大きくなっている 30 → 35%
   ★ 解約手数料(Redemption fee) が追加   0 → 2.0%
   ★ 成功報酬(incentive fee) が増加      25 → 30%
   ★ そもそも、販売手数料(Sales commission)が 4.5% と高額

 ということで、長期安定成長を期待する、私の投資方針と合致しない
ため、購入を見送った経験があります。

 田中様のメルマガ "mag2 ID 0000141697"の4月11日発行のテーマ
【元本確保型ファンドをじっくり考える】 から引用します。
============== 以下引用 =====================================
 S社(旧Q社)型の元本確保型ヘッジファンドであれば、何も「出来合い」
の商品を購入する必要は無く、投資家自身がゼロ・クーポン債とヘッジファンド
からなるポート・フォリオを作ればよいだけのように思いますが・・・いかが
でしょうか。
一方で、個人投資家がレベレッジを効かせつつファンドに投資することが
難しいという現状を考えると、M社型の元本確保型ヘッジファンドを購入
することは一定の意味があるように思います。
============== 引用終わり ====================================

  私は、基本的に田中さんの考えに賛成です。
一度米国債の購入を調べた時は、最低投資額が10万USDといわれ断念。
M社の元本確保商品に触手を伸ばしました。

 
 投資方針は、各自により異なるものです。
方針が異なれば、当然、ファンドの選択と投資配分も異なるはずです。
その意味で、最初にあなたの、投資方針を固めることが、重要です。

 もしも、私がQ社のファンドを買うとすれば、元本保証タイプでなく
SUPERFUND SICAV で、最低投資額の1万USDのみになるでしょう。

                  ●● 博


  

   ★★★★★★★ 投資の基礎知識:投資信託運用成績低迷について ★★★★★★★

    昨年までは、政府方針の「貯蓄から投資へ」の流れを受けたのか?、
   ゼロ金利の銀行預金を避け、外貨建ても含め投資信託(投信)への資金流入が
   活発でした。
    特に、グローバルソブリンに代表される毎月分配型の投信へは、加速度的な
   資金流入がみられました。

    ところが、昨年(07年半ば)以降、サブプライム問題が顕著になり、世界中の
   金融機関への影響が避けられなくなるに従い、株安、
   円高(高金利通貨へのキャリートレードの巻き直し)、リスク資産
   への投資削減と、投資信託の不調が目立つようになりました。

    07年度末の公募株式投信の純資産総額は66.8兆円(投資信託協会)。
    06年末に較べると、プラス11.1兆円で過去最高です。

    全体としては、日本の株式で運用する投信は不振でしたが、中国やインドなど
   新興国の株式で運用する投信や、海外の高金利通貨で運用する投信が
   好調でした。

    ところが、半期別の資金純増額を見ると、年前半1〜6月の10.4兆円増から、
   後半7〜12月は4.2兆円増と6割減。

    この背景には、米国のサブプライムローンから派生したデリバティブ
   (低格付け債券と高格付け債券を融合させた商品を、再び、組み合わせた)
   商品が世界中に販売され、減価が算定できなくなった。
    
    会計は、時価会計が原則であるから、その損失額を算定するため売りに出すも
   買い手不在で値付かず。
    これが、世界的にモノライン(金融保証会社)まで巻き込んだ金融市場の
   信用収縮懸念、景気減速懸念を引き起こした。

    そして株式や不動産などの相場が昨年夏以降、急激に不安定になり、
   運用環境が大幅に悪化しました。

    特筆すべきは、リスク限定型投信では株価急落によって、
   日経平均株価など予め決められた水準(ノックイン価格)を
   下回り、元本保証が消滅した商品が多発しているようです。

    安定志向の投資家に好まれる傾向がありますが、ノックイン価格を下回ると
   元本割れする可能性が高くなるというリスクは、忘れてはなりません。

    むしろ、ノックインなどという概念が不要な、オルタナティブ(全天候型)投資
   を選ぶべきではないでしょうか?
    上がるだけでなく、必ず下がる時もある相場の世界において、
   「(空売りを交えないで)買いのみで利益を上げる」というのは、
   不可能ではないが、限りなく難しいというのが、個人的考えです。

 ■海外ファンド     →ヘッジファンド投資三つのリスク    →オフショア市場        →投資ファンドの四分類
             →外資ファンド利回り20%超のカラクリ   →確定拠出型年金・401K    →アセットアロケーション(資産配分)
             →アルファ値              →米国債            →国家破綻予想される事態とスケジュール
             →ボラティリティとベータ値       →分散投資がポイント        →逆張り投資家(コントラリアン)
             →国債のデフォルトは現実的でない    →デリバティブ         →フリーランチ投資家七つの鉄則
             →預金封鎖を想定した資産防衛      →金本位制とドル本位制     →固定相場瀬戸変動相場制
             →国債通貨体制の歴史          →外貨預金のリスクと外貨MMF    →国家破産下では金は使えない
             →買ってはいけないグローバルソブリン  →企業価値とホリエモン     →買ってはいけないグローバルソブリンA
             →インターバンク市場             →人口減少と日本経済      →株価指数
             →ファンド投資会社。投信会社      →財務官僚は国債を買わない   →外為法・外国為替検査
             →金利と利回り             →買ってはいけない個人向け国債 →狭められるオフショア口座開設
             →信用格付け・債券格付け        →マネーサプライ        →出口戦略
             →標準偏差               →海外金融取引の課税強化    →大前研一・ニュースの視点
             →クアドリガ見送り体験         →サギ商品の見分け方      →シャープレシオ
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