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「図解雑学 通貨と経済」 野村茂治 著
●為替 小切手は、それを受け取った人に一定の金額を支払うことを銀行に委託 する証書で、手形は、手形の受取人に一定の金額を支払うことを約束する 証書のことです。 手形や小切手を発行することを「振り出す」といいます。 高額の取引でも、現金を受け渡しすることなく決済ができるので、主に 企業間の取引に使われています。 なお、小切手や手形などのように預金通貨を利用するなどして、直接現金 を受け渡すことなく決済を行う仕組みを為替と呼びます。 ●手形と小切手の違い 小切手を振り出すには、当座預金という決済専用の口座を用意して 小切手帳を発行してもらい、口座を設けた銀行に、小切手を受け取った人 への支払いを委託します。 小切手を振り出す際には、振り出す金額以上を当座預金に預金しておく 必要が有りますが、受取人は小切手を銀行に持ち込むことで、いつでも 現金に変えられます。 手形も当座預金を利用して決済されることが一般的です。 手形の場合、支払期日が決められており、振出人は支払期日がくるまで 支払い金額を預金する必要はありません。 手形の受取人は支払期日まで換金することができませんが、手形は 買掛金(企業における未払いの代金)などの支払いのために譲渡することが 可能です。 また、手形の受取人がすぐに手形を換金したいとき、金融機関で手形を 割り引くこともできます。 「手形割引」というのは、手形の額面から利子を差し引いて、換金に 応じることをいいます。 小切手や手形が、預金残高不足で決済できなくなることを、不渡りと いいます。 6ヶ月以内に不渡りを二度出すと、銀行との取引が制限されるため 企業が倒産する可能性が高くなります。 |
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