外国為替取引のリスクの種類 ◆レバレッジリスク 小さな証拠金(保証金)に対し、大きな金額の取引ができるFXは、 大きな利益が期待できますが、同時に大きな損失の可能性が あります。 慣れてきますと、つい油断して(欲が出て)大きくレバレッジを取りたく なります。 ところが実は、この時が一番危険で元本割れするリスクが高まります。 経済指標発表、或いはテロ等なんらかのイベントにより、大きく 為替水準が変動することがあります。 この時に、高レバレッジを取っていれば、取引システムが自動的に 建て玉を決済し、一巻の終わりとなります。 ◆金利変動リスク 各国通貨の金利水準は、時として大きく変動することがあります。 金利水準は、為替を決める重要な要因ですから、各国の方針により いきなり為替が大きく動く危険があります。 また、日本の低金利を享受し、キャリートレード(高金利通貨買い) に勤しんでいる場合、日本が利上げしすると、スワップポイントが 減少するリスクが存在します。 ◆信用リスク 外国為替証拠金取引は、FX会社と個人の直接取引き(相対取引) になり、かつ逆の取引を行う(カバー先)業者に対し、信用リスク (与信リスク)を負うことになります。 FX業者によっては、信託保全の仕組みを導入していますので、 万一の場合、法的に保護されるので、安心です。 セントラル短資、FXプライム等が導入しております。 特記すべきは、為替手数料ゼロのFXオンラインジャパン社も、 信託保全スキームがあること。私も、贔屓にさせてもらってます。 ◆流動性リスク ドルとかユーロとか、メジャーな通貨は大丈夫ですが、南ア・ランド等 小規模国の通貨は売買しようとすると、著しく値が飛んだり、売買が 困難になるリスクが考えられます。 また、主要国の休日や、ニューヨークの夕刻等取引が活発でない 時間帯においては、レートを提示することが困難な場合があります。 天変地異、政変あるいは外国為替取引の規制等特殊な状況が 発生した場合、取引ができない可能性があります。 ◆取引システムリスク 電子取引システムには、独自のリスクがあります。 それは、自分のパソコンあるいは、業者のコンピュータシステム、 或いはデータを伝達する通信システム等、全てが正常に稼動 しなければ、取引が不能ということ。 また、フィッシング詐欺等、個人情報を盗まれるリスクもあります。 取引するFX業者が一社の場合は、あまりにもリスクが高すぎるので、 複数口座を持つことをお奨めいたします。 |
【FX両建てのさわさわ戦略】
限りある資金で、収益機会の最大化を狙い、売り買い両建てのポジションを構築しました。
さわさわ戦略には、階段状に買い玉を分散し、変動を収益に結び付けられる攻撃範囲と、
その範囲以下に下落した場合、スワップポイントのみでロスカットに耐える守備範囲があります。
私の場合、豪ドル/円では、攻撃範囲は104〜80、守備範囲は79〜60、60以下は
部分的損切りでポジション減の計画でした。
さわさわ戦略の根幹は、変動を機械的に収益にすること。
私の計画では、80円以下では、いかにおいしそうな変動があっても指をくわえて
見ているだけ、となります。
今回の急な円高を100年に一回の例外と表現する方もおられますが、
たとえ1000年に一回の変動であろうとも、強制ロスカットは避けねばなりません。
そこで、売りポジションでトラップトレードを仕掛けてみました。
スワップポイントの累積効果を分かっているつもりですから、「高金利通貨を売る」と
いうのは、心理的抵抗があります。
反面、「上げは買いで取り、下げは売りで取る」という相場の常識通り、の行動
ともいえます。下げトレンドが続いていればの話ですが(-_-;)
留意すべきは、急激な円高に対する急激な戻りです。
少なくとも過去の2年間の日足を見る限りでは、底で急激に反転する場合が
ほとんどです。
もしも、円安へのトレンド転換なら、損切りが必須です。
このため、売りポジションは数本と、ごく控えめにしなければなりません。
笑い話みたいですが、24日に建てた売り玉が、早速28日の高騰に会い、
損失拡大中です。
でも、なぜか冷静に見ていられます。
「損が広がる快感!」と書くと、相当な変人と思われますが、売りポジションの
損が広がるということは、その数十倍有る買いポジションの利益が拡大している
ことですから、愉快なのです。
「トレンド転換を検知するアンテナとして、反対玉を持て!(つなぎ売買)」
という相場生活者は多い。
実は、この感覚は持って見ないと分かりません。
頭で理解することとは、違う感覚です。
買いポジションと同時に「売りポジション」を持つメリットは、上述の資金増なしで
収益機会を広げ、トレンド検知のアンテナとなり、さらなる下落へのセーフティネットと
なること。
デメリットは、急激な戻しで損切りが必要になること。
売り玉を仕掛けた範囲の持ち合い変動回数(収益幅)が少ない場合、
トータルで損の上塗りになるリスクがあります。
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