<外国為替取引の基礎知識>
【07.4.22】 長期にわたって相場で勝ち続けるには、理論的、或いは統計的、 或いは経験値でもかまいませんが、「拠り所」が大切です。 強い「拠り所」を持ちますと、非常に安定した心理状態で、相場に 取り組むことが出来ます。 私の株式相場の「拠り所」は、 『上がった株は必ず下がる、下がった株は上がるとは限らない』 です。 (ご参考 →株式相場技法うねり取り・メールサポート:建て玉のよりどころ) 本日読んだ、尊敬する「為替王」さまのメルマガに、為替に関するもの があり、非常に感銘を受けました。 そのメルマガには、下記の表現が載っておりました。 *********以下そのまま引用******** 私は、為替レートは長期的には、 経済ファンダメンタルズ要因を反映して動くと考えます。 経済ファンダメンタルズ要因といっても、経済指標は 数え切れないほどたくさんあり、細かく挙げればキリがありません。 主要なものとしては、金利(主に政策金利)、 景気(絶対的格差と相対的な景況感変化)、 株価(景気を反映する指標としての株価)などです。 過去の為替相場を見ると、金利と為替レートに何ら関係がないように 見える時期もあります。 そんな時期は他の要因が強かったり、特殊な要因 (たとえば、米国の双子の赤字が過度に注目されたなど)が一時的 に幅を利かせたなどが考えられます。 ただ、私の経験においては、長期的な観点では、金利や景気・景況感 などが為替レートを動かす主要因であると認識して戦略立案を おこなってよいと思います。 *********引用終わり*************** すばらしい内容です\(~o~)/ 為替に関する教科書には、為替変動要因として様々ものが載って おりますが、ここまで言い切れる方は、少ないのではないでしょうか? 教科書には、載っていない『為替相場で長期に生き残ってきた知恵』 が隠されております。 『為替は、長期にはファンダメンタルズで決まる』・・・ ただし短期的には、分らない?(種々の要因で変動する) これだけで十分でしょう。 この公理を使って、建て玉の戦略を再構築致します。 |
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【FX両建てのさわさわ戦略】
限りある資金で、収益機会の最大化を狙い、売り買い両建てのポジションを構築しました。
さわさわ戦略には、階段状に買い玉を分散し、変動を収益に結び付けられる攻撃範囲と、
その範囲以下に下落した場合、スワップポイントのみでロスカットに耐える守備範囲があります。
私の場合、豪ドル/円では、攻撃範囲は104〜80、守備範囲は79〜60、60以下は
部分的損切りでポジション減の計画でした。
さわさわ戦略の根幹は、変動を機械的に収益にすること。
私の計画では、80円以下では、いかにおいしそうな変動があっても指をくわえて
見ているだけ、となります。
今回の急な円高を100年に一回の例外と表現する方もおられますが、
たとえ1000年に一回の変動であろうとも、強制ロスカットは避けねばなりません。
そこで、売りポジションでトラップトレードを仕掛けてみました。
スワップポイントの累積効果を分かっているつもりですから、「高金利通貨を売る」と
いうのは、心理的抵抗があります。
反面、「上げは買いで取り、下げは売りで取る」という相場の常識通り、の行動
ともいえます。下げトレンドが続いていればの話ですが(-_-;)
留意すべきは、急激な円高に対する急激な戻りです。
少なくとも過去の2年間の日足を見る限りでは、底で急激に反転する場合が
ほとんどです。
もしも、円安へのトレンド転換なら、損切りが必須です。
このため、売りポジションは数本と、ごく控えめにしなければなりません。
笑い話みたいですが、24日に建てた売り玉が、早速28日の高騰に会い、
損失拡大中です。
でも、なぜか冷静に見ていられます。
「損が広がる快感!」と書くと、相当な変人と思われますが、売りポジションの
損が広がるということは、その数十倍有る買いポジションの利益が拡大している
ことですから、愉快なのです。
「トレンド転換を検知するアンテナとして、反対玉を持て!(つなぎ売買)」
という相場生活者は多い。
実は、この感覚は持って見ないと分かりません。
頭で理解することとは、違う感覚です。
買いポジションと同時に「売りポジション」を持つメリットは、上述の資金増なしで
収益機会を広げ、トレンド検知のアンテナとなり、さらなる下落へのセーフティネットと
なること。
デメリットは、急激な戻しで損切りが必要になること。
売り玉を仕掛けた範囲の持ち合い変動回数(収益幅)が少ない場合、
トータルで損の上塗りになるリスクがあります。
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