海外のお金持ちが投資する海外ファンド(ヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。 |
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「図解雑学 通貨と経済」 野村茂治 著
●需要が供給を決めるお金 古典派経済学では財の価格が調整されることで、超過供給や 超過需要は発生しないとされていました。 いくら作っても、価格が下がれば全て売れると想定し、需要と供給 は常に等しくなると考えます。 しかし、ケインズはこれを否定して、総需要と総供給は必ずしも一致 しないと主張しました。 現実的には、財の価格は極端に変化するものではないと考えて、 需要がなければ財を作っても売れないと考えます。 つまり、需要が供給を決めると考えました。 これを有効需要の原理といいます。 有効需要というのは、お金(借りたお金でもかまわない)を持っていて、 現実的にモノを買うことが出来る人の需要ということです。 お金を持っていないのに、願望として欲しいと思っている人の需要 とは異なります。 ●新古典派の考え方 ケインズ経済学では需要によって供給が決まると考えるので、 経済が不況であるときには、政府の支出で需要を増やし、 経済活動を活発化させようとします。 これに対して、新古典派の流れを汲む考え方では、需要を増大 したところで人々の慎重な態度は変わらず、むやみに財政赤字を 増大するだけであると主張します。 むしろ財政赤字が金利の上昇を招いて経済を一層悪化させる というわけです。 そこで、規制緩和や構造改革など供給側の改善を積極的に 行って、人々にやる気(インセンティブ)を与えることが重要 であると考えます。 |
<<「戦争経済に突入する日本」 副島隆彦著 254ページ〜から抜粋します>>
迫りくる日本国内の金融・経済情勢不安を乗り切るためにも、欧米の資産家の人達が歴史的に利用
してきた、伝統あるオフショア非課税金融特区(タックスヘイブン)を日本人もどんどん活用すべきである。
金融は完全に自由化されているのだから、日本の資産家達が自分の責任で海外の優れた金融商品
を買って、安全な投資を心がけるのは当然なことである。
・・・中略・・・
なぜユダヤ人が歴史的にヨーロッパでこれほど嫌われたかは、貨幣や国債や信用制度の発達と
深く関わっているからである。
だから世の中の全ての話は、お金の貸し借りと資金の運用を中心に出来上がっているのである。
この点においては国家も個人も差はない。
だから命の次に大事であるといわれるお金の話こそは、恥ずかしがったり照れたりしないで、
真正面からみんなで真剣に公然と行わなければならないのである。
金の話を汚いことだと思って、避けて通ろうとしている人の生き方を、知的で高級だなどと
思い込んでいるうちは大した人間ではない。
ヨーロッパ諸国の宮廷ユダヤ貴族達が、長い年月をかけて強固に作り上げてきたのが
現代の金融システムである。
彼らは財務官僚として公式の仕事をする以外に、自分達だけは、こっそりと特権を王様からもらって、
世界各地域に散らばっている貿易の拠点となった「自由貿易港(フリーポート、香港やシンガポール、
日本で言えば戦国時代の堺の港)」に、自分達の資金の隠し場所をこっそりと作った。
これが「オフショア(offsyore)」の始まりである。
この「オフショアマネーセンター」は、「金融特区」とも呼ばれ、自由港フリーポートとして
関税タリフ(貿易税)が極めて安いことと同時並行になっている。
現在も、国際ユダヤ銀行家や各国の主要な財界人たちが、このシステムの統括、
総元締めを受け継いでいる。
日本人も、もっとこうした世界基準での資産管理の真実と、その現状をよく理解しなくてはならない。
そして、国内での生活資金と海外で保全すべき資産とを、賢く分散する考え方を徐々に
身につけなければいけない。
自分の資産防衛の選択肢として、こうした外国への資金投下が今後、ますます重要に
なってゆくだろう。
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