海外のお金持ちが投資する海外ファンド(ヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。 |
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「図解雑学 通貨と経済」 野村茂治 著
●景気と金融政策 一般に、景気が停滞しているとき金利水準は低く、好況であるとき金利 は高い傾向が有ります。 なぜ、このようになるのか、景気が停滞している場合から考えて 見ましょう。 金利は貨幣の需要と供給を一致させるように決まっているとします。 銀行は預金を集めて、それを日銀当座預金への預け入れや、民間 への貸し出し、または長・短期の金融市場で運用します。 銀行は、日銀当座預金残高によって貸し出す量を決めますが、 景気が低迷すると銀行からお金を借りる企業が減るので、日銀当座預金 が余剰気味になります。 そうすると、銀行はまずインターバンク市場で資金を貸し出そうとする ので、インターバンク市場の資金供給が過剰となり、インターバンク金利 が低下します。 これが、金融市場全体に波及して、金利水準が低下します。 好況の場合は、以上と全く逆の現象となるため、一般に金利が高くなる ということが出来ます。 ●金融政策の効果 景気対策として、意図的に金利水準を変化させることも有ります。 この場合、直接的に公定歩合を変更する方法と、マネーサプライを操作 する公開市場操作や、法定準備率操作などが有ります。 しかし、好況の場合なら一定の効果が見込めるものの、流動性のワナ という理論が説くように、不況感が蔓延していると金利の変更だけで直接状況 を打開するのは難しい場合も有ります。 ただ、公定歩合の操作には、政策当局の政策方針を広く示すことで、 市場に心理的な影響を与えるというアナウンス効果もあり、直接的な影響が 小さいから無意味であるとはいえない側面も有ります。 |
<<「戦争経済に突入する日本」 副島隆彦著 254ページ〜から抜粋します>>
迫りくる日本国内の金融・経済情勢不安を乗り切るためにも、欧米の資産家の人達が歴史的に利用
してきた、伝統あるオフショア非課税金融特区(タックスヘイブン)を日本人もどんどん活用すべきである。
金融は完全に自由化されているのだから、日本の資産家達が自分の責任で海外の優れた金融商品
を買って、安全な投資を心がけるのは当然なことである。
・・・中略・・・
なぜユダヤ人が歴史的にヨーロッパでこれほど嫌われたかは、貨幣や国債や信用制度の発達と
深く関わっているからである。
だから世の中の全ての話は、お金の貸し借りと資金の運用を中心に出来上がっているのである。
この点においては国家も個人も差はない。
だから命の次に大事であるといわれるお金の話こそは、恥ずかしがったり照れたりしないで、
真正面からみんなで真剣に公然と行わなければならないのである。
金の話を汚いことだと思って、避けて通ろうとしている人の生き方を、知的で高級だなどと
思い込んでいるうちは大した人間ではない。
ヨーロッパ諸国の宮廷ユダヤ貴族達が、長い年月をかけて強固に作り上げてきたのが
現代の金融システムである。
彼らは財務官僚として公式の仕事をする以外に、自分達だけは、こっそりと特権を王様からもらって、
世界各地域に散らばっている貿易の拠点となった「自由貿易港(フリーポート、香港やシンガポール、
日本で言えば戦国時代の堺の港)」に、自分達の資金の隠し場所をこっそりと作った。
これが「オフショア(offsyore)」の始まりである。
この「オフショアマネーセンター」は、「金融特区」とも呼ばれ、自由港フリーポートとして
関税タリフ(貿易税)が極めて安いことと同時並行になっている。
現在も、国際ユダヤ銀行家や各国の主要な財界人たちが、このシステムの統括、
総元締めを受け継いでいる。
日本人も、もっとこうした世界基準での資産管理の真実と、その現状をよく理解しなくてはならない。
そして、国内での生活資金と海外で保全すべき資産とを、賢く分散する考え方を徐々に
身につけなければいけない。
自分の資産防衛の選択肢として、こうした外国への資金投下が今後、ますます重要に
なってゆくだろう。
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