学校では決して教えないことですが、お金に関する知識の有無は、人生を左右すると言っても過言ではないでしょう。 |
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「初心者のためのやさしい金融」 塚崎公義・山澤光太郎 著 金融機関が中央銀行に開設している口座の間で振替を行う時には、 「時点ネット決済」という方法と「RTGS(Real Time Gross Settlement)という方法 があります。 日本銀行では、従来ほとんどが「j時点ネット決済」でしたが、2001年1月以降、 「RTGS」に一本化されることになりました。 時点ネット決済では、様々な銀行から日本銀行に寄せられる振替依頼が、 1日に4回設定されている決済時点まで積み上がります。 そして、決済時点が到来すると、銀行ごとに受け取り総額と支払い総額の 差額が計算され(=ネット)、その差額のみが銀行の口座から引き落とされたり 入金されたりします。 一方、「RTGS」は、日本銀行が銀行から振替依頼を受け取った時点で、 ただちに(=リアルタイム)、他の振替依頼と差し引きせずに(=グロス)1件ごとに決済 する(=セツルメント)仕組みです。 ある銀行が経営破綻などによって支払不能に陥ったとすると、 「時点ネット決済」では全ての銀行の決済がストップしてしまいます。 このため決済の完了が大幅に遅延するなど決済システムに大きな混乱が 生じかねません。 一方、「RTGS」では、振替依頼を受け付けるごとに一件ずつ決済を完了 させていくので、このような場合でも、支払不能の影響はその銀行から入金 する予定の銀行に限られ、影響が決済システム全体に及ぶことはありません。 欧米やアジア各国の中央銀行でも、こうした「RTGS]のメリットに着目して、 あいついで「RTGS」に移行しています。 もっとも、RTGSには、デメリットも有ります。 個別の銀行にとって見ると、支払い金額を受け取り金額で打ち消す(=ネット) ことが出来ない分だけ、決済に必要なおかねの量が「時短ネット決済」よりも 多くなるわけです。 この問題に対処するため、日本銀行では、一日の終わりに決済してもらう という条件付で、銀行に当座貸し越しの形で流動性を供給しています。 |
■投資基礎 →投資をしなくても幸せになれる時代は終わった →投資を始める前に読んでおきたい名著 →実際投資に役立つ王道の著
→定期預金や郵便貯金は欠陥商品 →ABS/SPC(特別目的会社) →ALM(Assets and Liabilities)
→RR分類と受益証券説明書 →保護預かり/保管振替制度と単位株 →株式累投(るいとう)とミニ株
→証券総合口座とラップ口座 →金融持ち株会社 →証券取引所
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