学校では決して教えないことですが、お金に関する知識の有無は、人生を左右すると言っても過言ではないでしょう。 |
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「初心者のためのやさしい金融」 塚崎公義・山澤光太郎 著 企業や銀行が資産として保有している貸付債券や不動産などを流動化し 、投資家に売却して資金を調達する手法。 特別目的会社などを作り、そこに資産を売却し、特別目的会社が発行する 債券を投資家に売って売却資産の代金を受け取る仕組みが多い。 ある企業がペーパーカンパニー(実態のない会社)を作り、そこに保有する 賃借ビルを譲渡したとします。 その会社が社債を発行し、社債発行代金として投資家から受け取った資金を 企業からの賃借ビル購入代金に充当するようなスキームを、「賃借ビルの証券化」 と呼んでいます。 ペーパーカンパニーは、企業から譲り受けた賃借ビルからの家賃収入で 社債の返済を行っていくというわけです。 賃借ビルだけでなく、住宅ローンや自動車ローンなども証券化することが 出来ます。 この際に発行される証券を、資産担保証券(ABS証券)と呼びます。 証券化することにより、企業や銀行は資産を売却して資金を得た形になる ため、得た資金で借金を返せばバランスシートが身軽になります(資産と負債 が両建てで小さくなります)。 ROA(総資産利益率)を高めようと考える企業にとって、総資産が小さくなる ことはプラスだといえるでしょう。 また、銀行にとっては、貸し出しなどのリスク資産を圧縮することは、BIS規制 (自己資本の額をリスク試算の8%以上に保たせる規制)をクリアするために有益 です。 また、資金調達の手段としても証券化は役に立ちます。 資産の一部を譲り受けたペーパーカンパニーが高い格付けを取得する方が、 信用力の低い企業が担保付で資金を調達するよりも、低利で資金を調達できる 場合もあるからです。 |
■投資基礎 →投資をしなくても幸せになれる時代は終わった →投資を始める前に読んでおきたい名著 →実際投資に役立つ王道の著
→定期預金や郵便貯金は欠陥商品 →ABS/SPC(特別目的会社) →ALM(Assets and Liabilities)
→RR分類と受益証券説明書 →保護預かり/保管振替制度と単位株 →株式累投(るいとう)とミニ株
→証券総合口座とラップ口座 →金融持ち株会社 →証券取引所
→店頭市場とJASDAQ →譲渡性預金CDとCP →モーゲージ担保証券MBSとCMO
→EBITとEBITDA →IRA(個人退職年金勘定) →インデックスと指数裁定取引
→インデックス運用とインデックスファンド →売上高利益率の各種 →景気指標と先行・遅行指数
→ゼロクーポン債とコーラブル債 →株価オプションと株価指数オプション →キャピタルゲインとキャピタルロス
→ファンドの回転率と買戻し手数料 →グロース投資(成長株)と積極型 →債券・社債と債券ファンド
→株式ファンド・インカムファンド →純資産と純資産価額/NAV →消費者物価指数CPIと生産者物価指数PPI
→バリュー投資とバリュー型ファンド →転換社債型新株予約権付社債(CB) →イールドスプレッドとイールドカーブ
→直接金融と間接金融 →金利と債券価格 →金利と為替
→優先株と劣後債 →BIS規制と早期是正措置 →金融商品の型とタイプ
→リスクを減らす方法@ →リスクを減らす方法A →リスク許容度と期待リターン
→モノラインとは →直接金融と間接金融 →銀行の業務
→銀行に対する規制 →自己資本比率規制 →証券取引所の機能
→投資信託の仕組み →RTGSと時点ネット決済 →ヘッジファンド
→税効果会計 →モラルハザード →金融政策の有効性
→信用創造 →ハイパワードマネー →スワップ取引
→オプション取引 →先物取引 →証券化
→外国為替相場とは →変動相場制 →購買力平価説
→為替レートの変動要因 →基軸通貨 →国際収支統計
→債券収益七つのキーワード →外貨建て資産を持つ意味とは →外債の元利金支払い不能リスク
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