学校では決して教えないことですが、お金に関する知識の有無は、人生を左右すると言っても過言ではないでしょう。 |
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「図解雑学・M&A」 小川好澄 監修 ●X−非効率とは? ある会社の中で、一つの事業部門は大赤字、片方の事業部門は大幅黒字 とします。 もしも大赤字の事業部門が単独の会社であれば、当然淘汰されていたはず ですが、黒字部門からの援助で、どうにか生き延びている状況です。 経営者の判断や無関心によって企業の内部にこうした浪費(非効率)が発生 している場合には、株主に対する配当のほか、従業員の給料、或いはその製品 の原材料を供給する側にとっても、決して好ましいことではありません。 X-非効率とは、企業の内部に非効率がある場合、それによって生じる 資源の浪費(非効率)のことをいいます。 また、このようなX-非効率によって、社会全体がこうむる損失(厚生損失 という)は、市場の機能不全による非効率からもたらされる損失よりもむしろ 大きいという研究結果もあります。 ●M&AによるX-非効率の排除 前頁では、アメリカ経済が活発なM&A取引によって会社支配権市場が 成立し、経営者の効率性に関する評価が日々行われることで、活力を取り戻し た事情を紹介しました。 一方、日本でのM&Aに対する評価は「他人が長年手塩にかけて育てた 企業を横取りするのは悪である」といった感情論的な域にとどまっているのが 実情です。 M&Aを活発に行い、会社支配権市場を成立させることは、たんに企業戦略 といった個別企業(ミクロ)の問題にとどまらず、社会全体の利益に貢献する というマクロ(社会全体)の問題でもあるのです。 |
■投資基礎 →投資をしなくても幸せになれる時代は終わった →投資を始める前に読んでおきたい名著 →実際投資に役立つ王道の著
→定期預金や郵便貯金は欠陥商品 →ABS/SPC(特別目的会社) →ALM(Assets and Liabilities)
→RR分類と受益証券説明書 →保護預かり/保管振替制度と単位株 →株式累投(るいとう)とミニ株
→証券総合口座とラップ口座 →金融持ち株会社 →証券取引所
→店頭市場とJASDAQ →譲渡性預金CDとCP →モーゲージ担保証券MBSとCMO
→EBITとEBITDA →IRA(個人退職年金勘定) →インデックスと指数裁定取引
→インデックス運用とインデックスファンド →売上高利益率の各種 →景気指標と先行・遅行指数
→ゼロクーポン債とコーラブル債 →株価オプションと株価指数オプション →キャピタルゲインとキャピタルロス
→ファンドの回転率と買戻し手数料 →グロース投資(成長株)と積極型 →債券・社債と債券ファンド
→株式ファンド・インカムファンド →純資産と純資産価額/NAV →消費者物価指数CPIと生産者物価PPI
→バリュー投資とバリュー型ファンド →転換社債型新株予約権付社債(CB) →イールドスプレッドとイールドカーブ
→直接金融と間接金融 →金利と債券価格 →金利と為替
→優先株と劣後債 →BIS規制と早期是正措置 →金融商品の型とタイプ
→リスクを減らす方法@ →リスクを減らす方法A →リスク許容度と期待リターン
→モノラインとは →直接金融と間接金融 →銀行の業務
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→信用創造 →ハイパワードマネー →スワップ取引
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→外国為替相場とは →変動相場制 →購買力平価説
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→M&Aとは何だろう →トービンのQ →X−非効率とM&A
→商法に導入された株式交換制度 →M&Aの目的 →裁定取引リスク・アービトラージャー
→5%ルールとグリーンメール規制 →LBOとは →白馬の騎士と黒馬の騎士
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