海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

 海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
 英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。 そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

【金本位制とドル本位制】

                              「雑学3分間 金融」 太齊利幸 著

 金本位制の廃止とドル本位制の終焉

       金本位制とは、中央銀行が発行した紙幣と同額の金を常時保管し、金と紙幣の交換
      を保証する制度です。


       1816年、イギリスで1ポンドの金貨を鋳造したのが始まりのようです。
      イギリスは広大な植民地から集めた豊富な金を裏づけに、金本位制をいち早く採用しました。

       その後、多くの国で採用されるようになり、日本では1897年に明治政府が採用。
      ちなみに1円=金0.75グラムとしました。

       しかし、この制度では世界経済の成長や、貿易量の拡大に応じて、金の供給が
      増えなければなりませんが、天然資源である金は有限で有るといわれています。

       また、経常収支の調節メカニズムが思うように働かなかったこともあり、日本を始め
      多くの国は第二次世界大戦前に金本位制を廃止しましたが、それでもまだアメリカは、
      巨大な経済力を裏づけに、金本位制を続けました。

       つまり、アメリカだけがドルと金との交換を約束できたのです。
    
       そのため、為替相場はドルと自国の通貨との交換割合はいくらか、という比較で
      決められるようになりました。
       これが、ドル本位制です。


       戦後の固定相場制は、ドル本位制を基礎としていましたが、1971年のニクソンショック
      によって、アメリカがドルと金の交換を停止し、各国が変動相場制に移行して、
      終わりを告げました。


 ■日本の金本位制

       最後に、日本の金本位制について簡単にふれておきましょう。

       当初、1871年に採用された金本位制ですが、金貨不足から銀貨の利用が続きました。

       その後1885年に銀貨と交換できるお札、兌換銀券を発行しましたが、1897年に金のみ
      を本位貨幣とする貨幣法を公布し、金本位制が確立しました。
    
       1899年には、日銀が日本銀行兌換券を発行しましたが、1931年、金貨兌換停止により
      日本の金本位制は終わりを告げました。

      

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   最後に、常葉学園大学教授で、経済評論家の副島隆彦氏の言葉を添えさせて頂きます。

    <<「戦争経済に突入する日本」 副島隆彦著 254ページ〜から抜粋します>>

     迫りくる日本国内の金融・経済情勢不安を乗り切るためにも、欧米の資産家の人達が歴史的に
   利用してきた、伝統あるオフショア非課税金融特区タックスヘイブン)を日本人もどんどん活用
   すべきである。


    金融は完全に自由化されているのだから、日本の資産家達が自分の責任で海外の優れた
   金融商品を買って、安全な投資を心がけるのは当然なことである。
           ・・・中略・・・
    なぜユダヤ人が歴史的にヨーロッパでこれほど嫌われたかは、貨幣や国債や信用制度の発達と
  深く関わっているからである。
    だから世の中の全ての話は、お金の貸し借りと資金の運用を中心に出来上がっているのである。
    この点においては国家も個人も差はない。
    だから命の次に大事であるといわれるお金の話こそは、恥ずかしがったり照れたりしないで、
  真正面からみんなで真剣に公然と行わなければならないのである。
    金の話を汚いことだと思って、避けて通ろうとしている人の生き方を、知的で高級だなどと
  思い込んでいるうちは大した人間ではない


    ヨーロッパ諸国の宮廷ユダヤ貴族達が、長い年月をかけて強固に作り上げてきたのが
  現代の金融システム
である。
    彼らは財務官僚として公式の仕事をする以外に、自分達だけは、こっそりと特権を王様からもらって、
  世界各地域に散らばっている貿易の拠点となった「自由貿易港フリーポート、香港やシンガポール、
  日本で言えば戦国時代の堺の港)」に、自分達の資金の隠し場所をこっそりと作った。
    これが「オフショアoffsyore)」の始まりである。

    この「オフショアマネーセンター」は、「金融特区」とも呼ばれ、自由港フリーポートとして
  関税タリフ貿易税)が極めて安いことと同時並行になっている。
    現在も、国際ユダヤ銀行家や各国の主要な財界人たちが、このシステムの統括、
  総元締めを受け継いでいる。

    日本人も、もっとこうした世界基準での資産管理の真実と、その現状をよく理解しなくてはならない。
    そして、国内での生活資金と海外で保全すべき資産とを、賢く分散する考え方を徐々に
  身につけなければいけない。

    自分の資産防衛の選択肢として、こうした外国への資金投下が今後、ますます重要に
  なってゆくだろう。 

    オフショアは、このように歴史的に形作られたものであるから、頑丈な制度で守られている。
    各国の税務当局からの問い合わせなどは、鼻で笑って蹴飛ばす。
    それこそがまさしくフリーポートの思想なのである。
           ・・・中略・・・
    これらのオフショアでは、各国政府からの規制を受けずに、より柔軟で長期的な資産管理・運用
  が行われている。
    欧米の富裕層や資産家層にとっては当たり前のこうした合法的資産保全の知識が、
  どうして日本国内には伝わらないのだろうか。
    インターネットで公表されている、世界基準での、ずば抜けて高い成績を上げている
  海外ファンド
の一覧表を掲げる。
    これらを買おうと思えばいつでも買えるし、誰でも買えるのである

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