海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

 海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
 英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。 そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

【投資ファンドの四分類】

                              外資ファンド利回り20%のからくり」 北村 慶 著
 
 ■投資ファンドの四類型

      マスコミには、様々な投資ファンドが登場する。
      これらを、投資する資産に着目して、タイプ分けしてみよう。

      まず、企業に投資するタイプのファンドがある。
      この中には、M&Aコンサルティング(通称”村上ファンド”)のようにM&A(合併・買収)の
     手法を取り入れながら企業価値の向上を目指す「企業買収ファンド」や、経営が
     思わしくない企業に、資金や経営資源を投入して再生することで投資リターンを狙う
     「企業再生ファンド」などがある。

 
      不動産を投資対象とするタイプのファンドもある。
     一般に、「不動産投資ファンド」と呼ばれるものだ。

      1990年代に、日本の銀行は不良債権の処理のため、不動産担保のついた貸出債券を
     一括売却(バルクセール)していた。

      こうした”不稼動資産”を買い取ったのが「不動産ファンド」の始まりだ。

      最近では、減損会計の強制適用などの外部要因から、優良企業が本社ビルなどの
     ”稼動資産”を流動化”(オフバランス化)する動きも有り、これらの受け皿として多数の
     「不動産ファンド」が設立されている。

      さらに、購入対象は、都心のビルだけでなく、地方の物件や、ゴルフ場・ホテル、さらには
     温泉旅館などに広がってきている。
    
       また、幅広い資産(株、債券、為替、商品等)を対象に、デリバティブなどを用いて
      絶対リターン(相場の上昇・下落にかかわらないリターン)を追及する「ヘッジファンド」と
      呼ばれるタイプもある


       「ヘッジファンド」といえば、1980年代に為替取引でイギリス中央銀行と対決し莫大な利益
      を上げたジョージ・ソロス氏のクオンタムファンドや、ノーベル賞受賞者が設立し一世を風靡
      しながら経営破綻したLTCMなどが有名だ。

       現在、世界中で約8000の「ヘッジファンド」がある、と言われているが、運用者数名の
      小さな会社(ブティックと呼ばれる)も多く、運用手法や投資対象などそのタイプは千差万別だ。

【早期特割価格】会社員を辞めてハッピーリタイアしたい人全員集合!あなたも120日で自由人になれるセミナー

    ☆☆☆☆☆☆☆☆ 投資の基礎知識 投資信託運用成績低迷 ☆☆☆☆☆☆☆☆
    昨年までは、政府方針の「貯蓄から投資へ」の流れを受けたのか?、
   ゼロ金利の銀行預金を避け、外貨建ても含め投資信託(投信)への資金流入が
   活発でした。
    特に、グローバルソブリンに代表される毎月分配型の投信へは、加速度的な
   資金流入がみられました。

    ところが、昨年(07年半ば)以降、サブプライム問題が顕著になり、世界中の
   金融機関への影響が避けられなくなるに従い、株安、
   円高(高金利通貨へのキャリートレードの巻き直し)、リスク資産
   への投資削減と、投資信託の不調が目立つようになりました。

    07年度末の公募株式投信の純資産総額は66.8兆円(投資信託協会)。
    06年末に較べると、プラス11.1兆円で過去最高です。

    全体としては、日本の株式で運用する投信は不振でしたが、中国やインドなど
   新興国の株式で運用する投信や、海外の高金利通貨で運用する投信が
   好調でした。

    ところが、半期別の資金純増額を見ると、年前半1〜6月の10.4兆円増から、
   後半7〜12月は4.2兆円増と6割減。

    この背景には、米国のサブプライムローンから派生したデリバティブ
   (低格付け債券と高格付け債券を融合させた商品を、再び、組み合わせた)
   商品が世界中に販売され、減価が算定できなくなった。
    
    会計は、時価会計が原則であるから、その損失額を算定するため売りに出すも
   買い手不在で値付かず。
    これが、世界的にモノライン(金融保証会社)まで巻き込んだ金融市場の
   信用収縮懸念、景気減速懸念を引き起こした。

    そして株式や不動産などの相場が昨年夏以降、急激に不安定になり、
   運用環境が大幅に悪化しました。

    特筆すべきは、リスク限定型投信では株価急落によって、
   日経平均株価など予め決められた水準(ノックイン価格)を
   下回り、元本保証が消滅した商品が多発しているようです。

    安定志向の投資家に好まれる傾向がありますが、ノックイン価格を下回ると
   元本割れする可能性が高くなるというリスクは、忘れてはなりません。

    むしろ、ノックインなどという概念が不要な、オルタナティブ(全天候型)投資
   を選ぶべきではないでしょうか?
    上がるだけでなく、必ず下がる時もある相場の世界において、
   「(空売りを交えないで)買いのみで利益を上げる」というのは、
   不可能ではないが、限りなく難しいというのが、個人的考えです。

 ■海外ファンド     →安全・安心の海外ファンド活用法    →海外投資と税金        →日本は利上げを急ぐな!OECD事務総長
             →フリーランチ投資家七つの鉄則     →狭められるオフショア口座開設 ヘッジファンド投資三つのリスク
             →納税者番号・選択制で導入       →利回り20%超のカラクリ     →分散投資が利益安定のキモ
             →財産税を錬金術に           →人口減少と日本経済      →国家破産・予想される事態
             →オランダ経由の課税逃れ防止      →ネバダレポート        →国家破産下では金は使えない
             →外為法・外国為替検査         →確定拠出型年金・401K    →ヘッジファンド投資三つのリスク
             →株式ファンドの投資手法        →株価指数           →投資を始める前に読んでおきたい名著
             →買ってはいけないグローバルソブリン  →米国債            →買ってはいけないグローバルソブリンA
             →ボラティリティとベータ値       →アルファ値          →預金封鎖対策  
             →金本位制とドル本位制         →固定相場制と変動相場制    →国際通貨体制の歴史
             →財務官僚は国債を買わない       →マネーサプライ        →利回り・利回り格差・利回り曲線
              →アセットアロケーション(資産配分)  →金利と利回り         →ファンド会社(投信会社/投資会社)
             →企業価値とホリエモン・チャート    →逆張り投資家         →信用格付け・債券格付け
             →国債のデフォルトは現実的でない?   →オフショア市場        →買ってはいけない!個人向け国債
             →ファイナンシャルリテラシー      →投資ファンドの四分類     →ヘッジファンドの投資戦略   
             →インターバンク市場          →デリバティブ         →外貨預金のリスクと外貨建てMMF
             →外債とデュアルカレンシー債      →投資信託           →預金保険制度とペイオフ
             →ファンド購入手続き          →ROE・ROA・ROI         →老人税
             →我々は、既に「外資ファンドの投資家」 →誰もが最後は「一人の投資家」 →ファンド選別ツール
             →副島隆彦氏格付けヘッジファンド    →ファンドの種類        →けふ(今日)から預金封鎖
             →理論的支柱「無裁定価格理論」     →実際投資に役立つ王道の著   →投資をしなくても幸せになれる時代は終わった
 ■メールサポート    →ご挨拶                →標準偏差           →クアドリガ(QUADRIGA)見送り体験
             →シャープレシオ            →タックスヘイブン       →出口戦略
             →サギ商品の見分け方          →海外金融取引の課税強化    →大前研一『ニュースの視点』 
 ■メールサポートQ&A →有力ファンドについて         →ファンド選定法
        海外送金ルート  
海外ファンド株式相場技法うねり取りFX(外国為替証拠金取引)情報起業料理・グルメお奨め本注文方法筆者特定商取引法サイトマップTOPページ