海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

 海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
 英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。 そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

<海外ファンド活用法・基礎>

【アセットアロケーション(資産配分)】

                 「スマートマネー流株式選択術」 ネリー・S・ファン+ピーター・フィンチ著

 ■アセットアロケーション(資産配分)

      株式、債券、現金同等物、貴金属、不動産、収集品といったタイプの異なる資産の間で
     ポートフォリオを分散化するテクニック。


      リスクリターンについていえば、アセットクラス(資産の種類)の異なるものは、まったく
     異なる振る舞い方をするものだ。

      例えば、株が一番高いリターンをもたらすが、損をするリスクも一番高い。
      債券はそれほど儲かることは無いが、株に比べると、ずっと安定している。
      マネーマーケット商品(短期金融商品など)のリターンは取るに足らないものだが、
     元本割れを起こす心配はほとんどない。

      資産配分をきちんとしておけば、リスクとリターンを最適な状態に組み合わせることが
     可能である。

     資産の分散は常識でしょうが、その分散対象と分散割合が重要なのです。
   
     例えば、大前研一氏は、円の弱体化を警告し、通貨の分散を主張されている。大前研一『ニュースの視点』

    私が読んだ本の多くの著者の通貨配分は、

         円:米ドル:ユーロ=1:1:1

    著者によっては、資源国通貨(オーストラリア、ニュージーランド、カナダドル等)を1割ほど加える。
 
         円:米ドル:ユーロ:資源国通貨=3:3:3:1 

     しかし、実際にオフショアバンクでUSDとEURをもった経験では、小切手(パーソナルチェックが
    利用でき、郵便局のATMで引き出しできる利便性はあるが、利回りは期待できない(もちろん、
    日本の定期にくらべれば、月とスッポン)。

     利回りだけ考えると、FXには当然かなわないとして、外貨建てMMFにも劣る。
     
     満足できるような利回りを得るには、やはり海外ファンドを活用するか、FX(外国為替証拠金取引)
    でアクティブに運用した方がよさそうです。
   
     従って、オフショアバンクへの預金は、管理費を課金されない限度に押さえ、一部をFXへ移行中
    です。

     ちなみに、FXは資金150万で、簡単なシステム売買をしております。
    120円台から109円台の往来相場で、(たまたま運良く?)40万ほど増えております。
     FXは、慣れるにつれ、レバレッジに対する緊張感(恐怖感!)が薄れてまいります。
    とくに、利益を上げ続けていると、神経がマヒしてまいります。
     FXで高レバレッジの方は、時々初心を振り返ってください。

     話は変わりますが、ファンドについても、分散が必要です。
     私の持分は、ファンド名的には分散されていますが、どれもMan社の”AHL”というプログラム売買
    に依存しております。
     その意味では、分散投資という面からは、欠陥があるアロケーションです。

     ただ、狙いもありまして、週決算のADPの成績で、他の月次決算のファンドの成績を推定できる
    ことがあります。
     例えば、2XLを追加購入する場合、ADPが続けて下げている時を狙います。
     同様に、解約時の指標として利用するつもりです。


    ☆☆☆☆☆☆☆☆ 投資の基礎知識 投資信託運用成績低迷 ☆☆☆☆☆☆☆☆
    昨年までは、政府方針の「貯蓄から投資へ」の流れを受けたのか?、
   ゼロ金利の銀行預金を避け、外貨建ても含め投資信託(投信)への資金流入が
   活発でした。
    特に、グローバルソブリンに代表される毎月分配型の投信へは、加速度的な
   資金流入がみられました。

    ところが、昨年(07年半ば)以降、サブプライム問題が顕著になり、世界中の
   金融機関への影響が避けられなくなるに従い、株安、
   円高(高金利通貨へのキャリートレードの巻き直し)、リスク資産
   への投資削減と、投資信託の不調が目立つようになりました。

    07年度末の公募株式投信の純資産総額は66.8兆円(投資信託協会)。
    06年末に較べると、プラス11.1兆円で過去最高です。

    全体としては、日本の株式で運用する投信は不振でしたが、中国やインドなど
   新興国の株式で運用する投信や、海外の高金利通貨で運用する投信が
   好調でした。

    ところが、半期別の資金純増額を見ると、年前半1〜6月の10.4兆円増から、
   後半7〜12月は4.2兆円増と6割減。

    この背景には、米国のサブプライムローンから派生したデリバティブ
   (低格付け債券と高格付け債券を融合させた商品を、再び、組み合わせた)
   商品が世界中に販売され、減価が算定できなくなった。
    
    会計は、時価会計が原則であるから、その損失額を算定するため売りに出すも
   買い手不在で値付かず。
    これが、世界的にモノライン(金融保証会社)まで巻き込んだ金融市場の
   信用収縮懸念、景気減速懸念を引き起こした。

    そして株式や不動産などの相場が昨年夏以降、急激に不安定になり、
   運用環境が大幅に悪化しました。

    特筆すべきは、リスク限定型投信では株価急落によって、
   日経平均株価など予め決められた水準(ノックイン価格)を
   下回り、元本保証が消滅した商品が多発しているようです。

    安定志向の投資家に好まれる傾向がありますが、ノックイン価格を下回ると
   元本割れする可能性が高くなるというリスクは、忘れてはなりません。

    むしろ、ノックインなどという概念が不要な、オルタナティブ(全天候型)投資
   を選ぶべきではないでしょうか?
    上がるだけでなく、必ず下がる時もある相場の世界において、
   「(空売りを交えないで)買いのみで利益を上げる」というのは、
   不可能ではないが、限りなく難しいというのが、個人的考えです。

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