海外のお金持ちが投資する海外ファンド(ヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。 |
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「図解雑学 通貨と経済」 野村茂治 著
ケインズは、金融政策が有効に働く条件として、 @貨幣需要の調整のために大幅な金利の調整が可能であること A少しでも金利が低下すれば、企業の投資が大きく増加する状態 であること を挙げました。 ただし、ケインズは@とAが妥当しない場合が有ると主張します。 不況などによって名目金利が有る低い水準まで下がると、 マネーサプライをいくら増やしても現金として保有されてしまうという 流動性の罠に陥り、@は妥当しないと考えました。 また、不況下では、経済の先行きが見えないので、金利が 下がっても積極的な投資が行われなくなり、 Aが妥当しないと考えます。 このため、ケインズ経済学では、不況下においてマネーサプライ の増加が産出量を増加させるものではないと考えます。 |