海外のお金持ちが投資する海外ファンド(ヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。 |
||
「図解雑学 通貨と経済」 野村茂治 著
●短期国債・長期国債 国債は、償還期間、市場性の程度、強制の有無などによって、 区分されます。 大まかに期間で分類すると、期間が1年以内の短期国債、 2年から6年の中期国債、10年の長期国債、期間が10年を超える 超長期国債です。 ・・・ 市場性は、縁故債と呼ばれる公債(市債、県債など)のように、 取引相手が決まっていて限られた流通経路しか持たないのか、或いは、 購入者が広く市場において募集されているのかどうか、という性質 のことです。 特殊な事情が無い限り現在の国債に強制は有りません。 しかし、通貨を利子のない国債の一種と考えれば、通貨の使用を 拒否することは出来ませんので、強制のある国債といえます。 ●国債の償還方法 当然のことながら、国債は満期が来ると元金と利子を返済する 必要が有ります。 ただし、日本の国債は償還期限がきたからといって、 全額を 現金で返済しているわけでは有りません。 日本の国債は60年償還ルールに則り、60年をかけて現金で 返済することになっています。 つまり、毎年、前年までの国債残高の60分の一だけを現金で 返済するということです。 ならば、残りはどうするかというと、借換え債という、返済のための 国債を新たに発行しています。 これでは、国債の残高が雪だるま式に増えてしまいますが、 現在の日本では運用先の定まらない銀行の資金や、 財政投融資資金などで国債を購入しているため、国債を発行する ことが可能になっています。 |