海外のお金持ちが投資する海外ファンド(ヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。 |
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「図解雑学 通貨と経済」 野村茂治 著
●景気とGDP 経済の状態を見るには、実質的な変化を見なければならないので、 景気変動の大きさは、完全雇用産出量と現実の産出量との差 (GDPギャップ)で表します。 前者は労働や資本が完全に雇用された場合の産出量で潜在GDP ともいわれます。 不況になると、失業や遊休資本(使われない資本)が多くなり、 GDPギャップが大きくなります。 逆に、景気が過熱すると、現実のGDPが潜在GDPを超えることも 有ります。 なぜこのような現象が起こるかというと、短期的には物価や賃金が 硬直的であること、中長期的には投資が需要と供給能力を高める 二重性を備えており、そのことが新たな投資変動を引き起こす メカニズムがあることが考えられます。 |