海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

 海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
 英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。 そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

【景気循環】

                   「図解雑学 通貨と経済」 野村茂治 著

 ●景気変動のメカニズム

     景気がなぜ変動するのか考えて見ましょう。
     いま、何らかの技術革新が起こり、ある企業の製品がどんどん
   売れ始めたとします。
     企業の生産量は上がり、従業員の賃金も上がるので消費がさらに
   拡大します。
     このとき、景気は拡大しているといえます。

     しかし、消費者に一定量の製品が行き渡ると、需要は減少していく
   ので、企業の生産量も減少します。
     再び何らかの理由で企業の業績が上がるまでは、景気が後退
   する事になります。

     景気変動は、このような繰り返しが、相互連関して循環している
   と考えられます。

     さらに、景気は人々の予想による影響を受けます。
     例えば、自分が作った食料は食べることが出来ず、必ず誰かから
   買わねばならない島が有ったとします。
     島民は効率的に売り手を見つけるために、できるだけ市場が活発
   なときに取引したいと思っています。

     そのため、あまり市場に人が出てこないという予想が一致すると、
   市場の取引量は減少します。
     逆に、市場に人が集まるという予想が一致すれば、多くの島民が
   取引に出向き、取引量が増大することになるわけです。



 ●景気循環に関する理論

     過去の経済指標の動向から、景気循環の周期と変動要因を解明
   するのが、景気循環論です。
     代表的な周期には、
        @キッチンの波
        Aジュグラーの波、
        Bクズネッツの波
        Cコンドラチェフの波
   といったものがあります。

   @は在庫投資、Aは機械などの設備投資、Bは建設投資、
   Cは蒸気・電力といった技術革新の発生、を景気循環の要因と考えます。




     ★★★★★★★ 最初の海外ファンド、お奨めは? ★★★★★★★

    初めての海外投資にあたって、私のお奨め海外ファンドヘッジファンド)は
   Man Investments Australia の OM-IP 220 Ltd シリーズです。

    推薦理由は、下記5項目を満足するという理由からです。

    (1)ファンド運営会社の信頼性
    (2)満期時の元本確保(元本保証?)がされていること
    (3)ファンドの過去の実績
    (4)最低投資額が小さいこと
    (5)通貨の極端な下落がないこと


    個別に説明を加えますと

    (1)ファンド運営会社の信頼性
        ロンドン証券取引所の上場会社である穀物商社Man社は、当初は
       自社の貿易商品にヘッジをかける目的で先物取引をしていた。
        ヘッジファンド(私募債)は、その性格上、秘匿部分が多いため
       信頼に足るものかの判断が難しいが、上場会社としての信頼性は
       特筆できる。
        取引監視委員会もあることですし、ディスクロージャー義務の
       強制力も期待できる。



    (2)満期時の元本確保がされていること
        満期時まで持てば、元本割れすることはありません。
        元本確保の仕組みは、投資元本の半分ほどを先進各国のゼロクーポン債
       に投資。7〜12年経てば、ゼロクーポンの満期償還金が元本以上に
       膨らんでいることになる。
        OM-IP 220 の場合は、NAB(ナショナル・オーストラリア銀行)が保証銀行です。

    (3)ファンドの過去の実績
        ヘッジファンドの原動力は無裁定価格理論をレバレッジで拡大し、
       リスクを分散効果で薄めるもの。
         【ご参考 →理論的支柱「無裁定価格理論」 】
           
過去の成績の悪いファンドは、今後も成績が悪い可能性が高いこと
       が統計的にいえるそうです。
        すると、過去の成績が高いことが重要要件になります。

        Man社は、自信があるのでしょう、成績を一般公開しております。
        OM-IPファンドの成績一覧(Man Investments Australia)をご覧になって
       お分かりのように、OM-IP220 は、どのシリーズでも好成績です。


    (4)最低投資額が小さいこと
        投資は「小さく始めて、大きく育てよ!」が基本です。
        豪ドルは、比較的変動(ボラティリティ)が大きいですが、
       1豪ドルが100円で試算すると、日本円50万円となります。
 
    (5)通貨の極端な下落がないこと
        米国のリセッション入りが現実味を帯び、基軸通貨の米ドルが
       他国通貨に対し、最安値を更新し続けております。
        世界中の市場に分散投資する場合、基軸通貨が一番有利という
       原則は変わりません。
        長期投資すれば、通貨の下落を補って余りある成果が期待
       されます。
        しかし、ドルの先行きがあまりにも不透明です。
 
        原油、金、穀物、鉄鉱石を初めと資源価格の暴騰が
       止まりません。
        資源国通貨の一つの、豪ドルを選択しておけば間違いが
       少ないと考えております。


 ■海外ファンド     → 日本全体が夕張市状態です       →●●銀行の海外送金      →商品先物取引 
             → 海外ファンドの初回報告書       →名目金利と実質金利      →個人はプロに勝ち続けるのは難しい?
             →マンレポート(Man Report)入手法   →貨幣・価値貯蔵手段      →マンレポート(Man Report)入手法・続
             →国債残高13四半期連続過去最高    →景気動向指数と系列      →金持ちユダヤの格言
             →法貨                 →通貨の製造と発行       →バブル崩壊
             →手形と小切手             →銀行の三機能         →銀行の決済機能
             →銀行の信用創造機能          →直接金融と間接金融      →日銀の金融政策
             →日銀の公開市場操作          →ペイオフ回避法        →預金保険
             →ペイオフ               →近代経済学          →マルクス経済学
             →古典派経済学             →マクロ経済学         →GDPとは何か
             →三面等価の原則            →有効需要の原理        →財政政策の総需要拡大効果
             →財政政策のマイナス面         →ケインズ学派の金融政策    →流動性のワナ
             →新古典派経済学の考え方        →学派別金利決定理論      →大量の国債発行
             →国債の価格と金利           →国債の種類          →国債管理政策
             →景気とは               →個人向け国債元本割れなくす  →経済成長率
             →景気動向指数             →景気循環           →景気循環に関する理論
             →景気対策の根拠と方法         →金融政策と景気        →消費者物価指数・CPI
             →卸売物価指数とGDPデフレータ      →物価変動と資産価値      →インフレの原因と問題点
             →デフレの原因と問題点         →預金封鎖の可能性       →スタグフレーション
             →外国為替と内国為替          →外国為替レートと為替リスク  →外国為替による決済
             →外国為替市場の参加者と実態      →対顧客市場          →先物為替取引
             →金利裁定取引             →国際収支と為替レート     →金利と為替レート
             →各種経済指標と為替レートの関係    →金融機関に逃げ道は無い!   →中央銀行は打ち出の小槌なのか?
             →国の債務超過が過去最大        →米国発の金融危機!      →中央銀行の金価格操作
             →システミックリスク          →グリーンスパン論文      →アセットトライの海外ファンド比較
             →ファンド乗り換えと選択        →亡国の技巧          →一対多における為替レート
             →プライベートバンキング        →商品ファンド         →投資ファンドの種類と留意点

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