海外のお金持ちが投資する海外ファンド(ヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。 |
||
「図解雑学 通貨と経済」 野村茂治 著
●貨幣需要と金利の関係 財政政策は、総需要を直接的に操作する政策でした。 次は、民間投資の増減に関する、ケインズ学派の考え方です。 民間の投資を増やすには、金利が低くなければなりませんが、 ケインズ経済学では、貨幣の需要と供給から金利の動向を分析します。 貨幣の需要というのは、どのくらい貨幣を保有しておきたいか ということです。 なぜこれが問題になるかというと、貨幣は流動性が高い代わりに、 利子収入を得ることが出来ません。 つまり、金利が高ければ、流動性よりも利子収入を優先するので、 貨幣需要が下がり、債券などの金融商品を保有しようとします。 逆に金利が低ければ、貨幣需要は上がることになります。 また、所得が増えると、取引需要が増大して貨幣需要が上がり、 所得が下がれば貨幣需要は下がります。 |