株式投資・相場技法の基礎知識

 株式相場の世界で、安定した利益を出し続けるには、組織力に頼るか、相場技術を身に付ける必要があると云われています。
 そんな相場技法(理屈でなく売買できる力)を身に付ける方法と、株式投資の基礎知識集です。

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◆相場技法・うねり取り
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◆メールサポートご挨拶
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◆勝ち続けるには
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◆値動きの受け止め方
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◆相場書のまとめ方

株式投資の基礎知識
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◆株式投資指標の種類
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◆保護預かり/保管振替制度と単位株
◆証券総合口座とラップ口座
◆店頭市場とJASDAQ
◆インサイダー取引

 相場に勝つには、自分に合う技法を選択することが重要です。

 このページでは、株式相場
に実績のある各種技法を比較紹介し、あなたに最適の技法選択の参考にして頂くものです


 昔から伝えられている、或いは、実証されている相場技法の代表的なものの概要を紹介致します。
 
 良く知られているのは、「リズム取り」、「うねり取り」、「異銘柄サヤ取り」 、「両外しサヤ取り」。

 他に、ユダヤ系?を源とし、林輝太郎投資研究所で、入会者138名中、過半数の71名が一億円達成。 内11名は、10億円達成という驚異的な成果を上げた「FAI投資法」。

   中国、清の中期の人で、陳雅山が書き残したといわれる 「中源線建玉法」林輝太郎著、についても、さわりを紹介します。


 これからお話することを、理解する前提として、一つ提案が有ります。
 ある意味、自己否定になりますので、苦しいでしょうが、

  あなたの今までのやり方を、全て忘れて下さい。

 今までの、考え方を肯定しますと、理解が難しくなります。
 詳しくは知らないですが、人間の頭脳というものは、矛盾と認識した情報は、拒否するようです。

 ついでに、本格的に相場技法を身に付けると、決心したなら、いま持っている建て玉を、全て手仕舞いすることが、早期成功の要件です。

 私も、始めは反発が有ったのですが、決心して、「当て物」で手を出していた2銘柄と勤務していた会社の株(端株含む)を全て処分しました。
 その時には、損切りで、正直未練でしたが、後で考えますと、その必要性が良く理解できます。


 あなたは、まだ、納得できないかもしれませんが、昔から相場で勝ち残った人の言葉ですから、軽視できないはずです。

 極論すれば、建て玉をゼロにすることが、新しい出発の必須要件です。




● リズム取り  

 リズム取りとは、1日から7日程度の短期間の相場変動を、利益に結びつける技術です。
 立花義正著「 あなたも株のプロになれる」には、具体的練習方法として、『下げの二日目から買い下がり始める』、『三日目も安ければ買い、戻ったらいったん売り』を、繰り返せば、納得がいく、と説明されてます。
 感覚としては、デイトレードに、近いかも?



● うねり取り

 「三月またがり六十日」という言葉が、古くから伝えられてきています。

 FAI投資法の連載に「五十一年からの九年間の、500円以下の400銘柄で、10%以上の波動を見せた2560件の事例で、その波動の実日数の平均は59.6日、それより小さい波動は、29.1日」という調査報告があります。

 株式相場には、平均すれば、60日程度の周期が存在するといわれています。

 この波動を利用して、収益に結びつける技術が、「うねり取り」です。
 個人的には、おそらく、初心者がもっとも入り易く、習得も比較的容易な技法と考えております。
 道具、資料についても、銘柄固定の私のやり方では、ネットからの最小限の情報で済みます。
 新聞すら読まなくても、可能です。

 林輝太郎先生のご著書「うねり取り入門」には、考え方からやり方まで、非常に判り易く書いてあると思います。


● サヤ取り

 別名、「異銘柄裁定」とか、「ストラドル」とか呼ばれます。
 同業他社に限定されず、異なる銘柄との、株価の差は、相場環境とは乖離されたタイミングで、開いたり閉じたりを繰り返しています。
 この株価の差の開きの変動を、収益源とする技術です。
 
 場況に左右されず、収益を上げられますし、その機会も多いため、プロ好みです。
 私の購入した海外ヘッジファンドは、この手法も取り入れ、レバレッジをかけて収益力を高めています。

 三種の神器の一つ場帳には、銘柄間差額の欄を設け、値の開きの周期を掴み仕掛けます。
 小さな事ですが、2銘柄、売り買い同時仕掛けですから、売買手数料は、不利になります。

 私は持っておりませんが、サヤ取り用のソフトも販売されています。
 値の開きの最大、最小値にも印が付くものも、あるそうです。

 株式サヤ取りで、日本の第一人者 「栗山 浩氏」の著書も出版されております。
  →株式サヤ取り教室―安全有利な裁定取引


● FAI投資法

 林知之著「究極の低位株投資術 FAI投資」には、『下げきった低位株から、2倍に値上がりする銘柄を発掘して投資し、利益を確実にものにするという、嘘のような、すばらしい投資法である』、とあります。
     
 業績の悪化した株は、長期間低迷したあと、業績の回復とともに、2倍、3倍と、大きく値上がりします。
 その上げの内、一番容易かつ安全に取れる”一段上げ”をとるのが、FAI投資法です。

 FAI投資法のポイントは、「30項目のルール」と月足グラフによる相場感覚の養成です。
 低位株ですから、上がる可能性と同時に、低迷しているか株には、低迷する理由(破綻の恐れ)も有りますから、銘柄選定が重要です。
 この選定技術を磨くとともに、場帖(場帳)によって購入タイミングを習得します。

 自分で選択技術を磨くことも可能ですが、確実な銘柄選択は、林投資研究所の会員になることで、「研究部会報」を読めば、注意銘柄、買銘柄全て判ります。


中源線建玉法

 「中源線建玉法」林輝太郎著より。
 
本の性格上、詳しい所まで、明記できないことを、お許し願います。
 概要は、終値の折れ線グラフに、強弱観で色分けし、明確なルールに沿って、建て玉と、手仕舞いする方法です。

基本となるルールは、強弱観、建玉増減、資金運用の三つ。
 林投資研究所で、長期間のデータで確認し、好結果が検証されています。
 中源線は、プロ養成に活用され、多数の実績が有るとのこと。
 特に、優れていると、私が感じるのは、初心者でも確実に損切りが、身に付く点です。

 損切りは、頭で考えているのと違い、いざ、現実に損が出る段になると、なかなか実行ができない、高度な技術です。

 私の知る限りでは、機械的売買法(システム売買)の最高峰と、考えます。

 私が勉強したのは、5万円のバラ刷り教本でした。
 グラフ(罫線)というのは、縦の目盛りで、大きく印象が違ってきます。
 全ての銘柄が、同じ単位のグラフで資料添付され、実際に使って感覚を得るということが、意識されているのが良く分かりました。

 一通りルールを理解したつもりでも、実践ではいろんな場合が出てきますから、ルール(法示)の適用に悩みます。
 その点では、システム売買ルールをプログラム化したものが販売されるようになっておりますから、これで、ルールの見落しとか、適用に悩むことはなくなりますね。

 中源線建玉法セミナーのDVDも出ています。
    →DVD 中源線建玉法セミナー[基本編]
    →中源線建玉法ソフト(Windows対応・株式版)

 株に興味をもたれたあなたは、複数の収入を探しておられるのではないでしょうか?
 「金持ち父さん貧乏父さん」の著者 ロバート・キヨサキ氏は、複数の収入の道を強く提唱されています。
 個人的には、たとえ収入が安定しているサラリーマンであっても、不安定な世相ですから、是非複数の収入源を持つことをお奨めいたします。

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    建て玉のよりどころについて

 相場で勝ち続けるには 、その「より所」とする根拠を何にするかが重要です。
 その「より所」に、普遍性があればあるほど、安心して投資できますね。

 例えば、FAI方式(低位株投資)では、株価の推移を10年単位で追い、低迷した会社の業績が収益回復した時、株価が上がる経験則(必然性?)を根拠に、銘柄を厳選し、かつ複数銘柄に分散投資します。

 異銘柄さやとりの場合は、複数の銘柄間の株価差が、開いたり、縮まったりする経験則を、収益源とします。
 自分の性格にあった相場技法を知ることも重要です。

 コンピュータの発達した現在、時代錯誤ではないか?と仰るかもしれませんが、相場師は場帖(場帳)もグラフも手書き( 相場師の三種の神器)です。
 手書きすることで、常とは違う違和感(相場感覚)を得やすくなるのです。

 「うねり取り 」の場合は、数日から数ヶ月の比較的大きな相場の上下を、収益源にするものです。
 多くの銘柄の株価は、長期的な視点から見れば、ある値幅のなかで、上げ下げを繰り返している。(別の表現をすれば、大きな値幅の中で、持ち合っている)

 そのうねりの感覚 に基づいて、「上げトレンドは、買い」で取り、 「下げトレンドは、空売」で取る、を繰り返すものです。
 借り株費用が発生し、逆日歩のリスクがある「空売り」が嫌いな人は、下げ相場はお休み(建て玉しない)です。

 お休みといっても、何もしないわけではなく、毎日場帖とグラフを書いて、いつ下げ止まるかを注意深く観察します。

 「うねり取り」には、適する銘柄と、そうでない銘柄があります。
 長期にわたり、大きな持ち合い幅の中で、なんども上げ下げを繰り返す銘柄が、最適といえます。(銘柄選定法

 何十年に一度の化ける動きをする仕手株材料株品薄株新規上場株では、うねりが乱れ取り辛いのです。

 違和感が有ると思いますが、優良株も「うねり取り」の対象では有りません。
 むしろ、長期的に、優良株として評価された会社が、十分成長し、少しぐらいのヒット商品では、業績貢献も限られ、微々たる成長しかできなくなった時。
 巨体を持て余すようになり、右肩上がりの株価もすっかり勢いを無くした後が、ねらい目となります。

 言い方を代えますと、「うねり取り」には、地味な、大化けをしない、成長力をなくした面白くもない銘柄?、を厳選する必要があります
 なぜなら、あなたの収益源には、「安定したうねり」が必要だからです。

 加えて、忘れて頂きたくないこと
    【資金、目いっぱいの仕掛けは、絶対禁止!!】

 相場で破産する人は、いろいろいるが、統計的な事実があります。
 それは、資金目一杯の仕掛けをする人は、必ず破産するということ。

 従って、これから、練習売買する時も、資金は最低3単位(3000株分)、できれば4単位預けてから開始して下さい。
 練習売買の間、資金を増減(出し入れ)してはいけません。


 自分が厳選した銘柄の株価の動きを、毎日、場帳とグラフで受け止め、下げ止まったかな?とおもったら、1単位の買い(試し玉)を入れます。

 相場の波は昔から、「三月またがり60日」といわれています。
 数日の短いうねりから、半年を越える長いうねりもありますが、林輝太郎先生および関係者の方々のご著書には、具体的に統計をとった事例も載っています。

 自分好みの銘柄を選び(銘柄選定法2)、 練習売買 を始める時は、天井から、2〜3ヶ月(なるべく長い波の方が、安心感)後の下げ止まりを狙います。
    
 たぶん、最初は早過ぎ?で失敗!、となるかもしれませんね。
 しかし、それは、全く問題ありません。
 そのために、資金を抑え、時節を待つ、うねり感覚の訓練をしているわけですから。

 結果的な損益にとらわれずに、冷静に株価の動きを見る癖をつけましょう。
 下値抵抗線を勢いよく超えそうか、新値更新が鈍りそうか、 或いは順調に戻りそうか?
 場合によっては、仕掛ける前に決めた損切が必要になることもあります。

  重要なポイントは、
       【市場の実勢はどうだった? 
         この時、自分の銘柄は、どう動いたか?】

 
 この感覚を肌で感じ(相場感覚の受止め)、それを繰り返すこと!

 これが、他の本に書いてない、相場感覚を身に付けるポイントと思っております。
 相場感覚につきましては、場帖とか、 グラフから受ける感覚とか、上記のような体験の繰り返しが必要ですから、ある程度時間が必要となります。
 「継続こそ力なり」です。


 さて、私が「より所」とする、もう一つの重要要件は、
      
【上がった株は、必ず下がる。
               下がった株は、上がるとは限らない】


 これが、私の建て玉が、売りが多い(オーバーヘッジ)理由です。
 資金1千万の場合で、私の銘柄は、2000円〜5000円が大きな持合と見ておりましたから、具体的な自主ルール(最大建て玉)は、
      売りは、最大30単位(約1500万円)、
     買いは、最大15単位(約750万円)
    です。 

 現実には、強弱の相場観は、絶えずあやふやなものですから、売り買いの玉数の差が大きくなる機会は僅かなものです。

 売りは、上げ止まりを感じた時、大きく仕掛けますが、買いは、小さく試し玉1単位ずつ。
 その後も、小さく分割して仕掛け、平均値が有利になるような建て玉を心がけます。
 
 あなたも、練習売買で、数回続けて利益になると、つい気が緩んで、大きく仕掛けたい感情にとらわれると思いますが、ここが一番肝心です。
 じっと我慢して下さい。
 相場感覚の習得期間も、人それぞれです。

    
【資金目一杯の仕掛けは、破産へまっしぐら】
を思い出して下さいね。


   




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