海外のお金持ちが投資する海外ファンド(ヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。 |
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「図解雑学 通貨と経済」 野村茂治 著
●為替レート 内国為替レートとは異なるもう一つの大きな特徴として、外国為替には 通貨の交換と、その交換比率が必要になる、ということがあげられます。 異なる通貨を交換するには、お金の機能として必要な価値の尺度を 一定に保つための交換比率を決めなくてはなりません。 例えば、日本とアメリカであれば、1ドル=100円と決めておけば、 100ドルの本は1万円だということが分ります。 このような交換比率のことを為替レートと呼びます。 現在は、多くの国で為替レートが変動する変動相場制を採用しています。 なぜ為替レートが変動するかというと、通貨は外国為替市場という市場 で売買されており、通貨の需要と供給によって為替レートが形成されている からです。 つまり、通貨の交換というのは円を売ってドルを買うということです。 ●為替リスク 為替レートの変動は、外国為替にリスクをもたらします。 例えば、1ドル=100円のときに商品を輸出する契約をしたのに、 決済が行われる段階で、1ドル=80円になっていたら、受け取る代金が 減ってしまいます。 このように、為替の変動に伴って損失を被るかもしれない可能性を、 為替リスクと呼びます。 ただし、リスクがある反面、利益を得る可能性もあるので、外国為替は 投機の対象にもなります。 輸出や輸入などの取引に伴って通貨を売買するのではなく、通貨の売買 を通じてキャピタルゲインを得ようとする取引は、スペキュレーション取引 と呼ばれています。 |
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