海外ファンド・ヘッジファンド投資の基礎知識

 海外のお金持ちが投資する海外ファンドヘッジファンド)は、景気の変動に関わりなく、すばらしい運用成績を残しています。
 英会話ができない私でも、渡航もせず海外ファンドを入手できるんですね。 そんな魅力ある海外投資の基礎知識集です。

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           「図解雑学 通貨と経済」 野村茂治 著

 ●国際収支の読み方
 
    国際収支とは、一定期間における一国の国際取引の
  結果をまとめたものです。
    国際収支は、経常収支と資本収支の二つに大きく
  分けられます。


    経常収支は、財とサービスの輸出入や、海外の債権など
  に投資して得た利息などの収支です。
    一方、資本収支は、資産の売買に関する収支で、
  金融資産への投資や外国への設備投資(工場建設など)
  などが計上されます。

    国際収支が黒字だと、お金が外国に出て行く量よりも、
  自国に入ってくる量のほうが大きくなるので、自国通貨の
  レートは上がります。
    仮に日米間のやり取りを想定すれば、経常収支が黒字
  だと、それだけ財やサービスがアメリカに売れたということ
  なので、ドルが日本に入ってきます。
    入ってきたドルは、従業員などのために、円に交換
  されるので、円高・ドル安となります。

    資本収支が黒字であれば、日本の金融資産を買うため
  に、ドルを売って円を買う取引が発生するので、やはり
  円高・ドル安になります。



 ●経常収支と資本収支のバランス

    現在のアメリカは経常収支が赤字で資本収支が黒字
  です。
    アメリカは、貿易収支が赤字ですが、その赤字分は、
  米国債などの証券を売ることで賄っています。
    アメリカの貿易収支は外国為替市場に影響を与える
  大きな要因となっていて、赤字が膨らんでいれば、ドル安
  の要因となります。

    なお、1980年代以降続く、アメリカの財政収支赤字と
  貿易収支赤字は、双子の赤字と呼ばれています。



     ★★★★★★★ 最初の海外ファンド、お奨めは? ★★★★★★★

    初めての海外投資にあたって、私のお奨め海外ファンドヘッジファンド)は
   Man Investments Australia の OM-IP 220 Ltd シリーズです。

    推薦理由は、下記5項目を満足するという理由からです。

    (1)ファンド運営会社の信頼性
    (2)満期時の元本確保(元本保証?)がされていること
    (3)ファンドの過去の実績
    (4)最低投資額が小さいこと
    (5)通貨の極端な下落がないことが望ましい


    個別に説明を加えますと

    (1)ファンド運営会社の信頼性
        ロンドン証券取引所の上場会社である穀物商社Man社は、当初は
       自社の貿易商品にヘッジをかける目的で先物取引をしていた。
        ヘッジファンド私募債)は、その性格上、秘匿部分が多いため
       信頼に足るものかの判断が難しいが、上場会社としての信頼性は
       特筆できる。
        取引監視委員会もあることですし、ディスクロージャー義務の
       強制力も期待できる。


    (2)満期時の元本確保がされていること
        満期時まで持てば、元本割れすることはありません。
        元本確保の仕組みは、投資元本の半分ほどを先進各国のゼロクーポン債
       に投資。7〜12年経てば、ゼロクーポンの満期償還金が元本以上に
       膨らんでいることになる。
        OM-IP 220 の保証銀行は、NAB(ナショナル・オーストラリア銀行)です。
        もう一つ魅力を付け加えますと、計画以上の利益が上がった場合、
       ライジングギャランティという満期時の確保元本が膨れ上がること。
        万一、ファンドが破綻しても、ライジング・ギャランティの増分は、保証され
       ます。
        ちなみに、私の持つ Series10 OM-IP220 Ltd には、08年1月現在
       11.3%が付いております。
       

    (3)ファンドの過去の実績
        ヘッジファンドの原動力は無裁定価格理論レバレッジで拡大し、
       リスクを分散効果で薄めるもの。
       【ご参考→理論的支柱「無裁定価格理論」 外資ファンド利回り20%超のからくり
           
過去の成績の悪いファンドは、先々も成績が悪い可能性が高い
       ことが統計的にいえるそうです。
        すると、過去の成績が良いことが必須要件になります。

        Man社は、自信があるのでしょう、成績を一般公開しております。
        OM-IPファンドの成績一覧(Man Investments Australia)をご覧になって
       お分かりのように、OM-IP220 は、どのシリーズでも好成績です。


    (4)最低投資額が小さいこと
        投資は「小さく始めて、大きく育てよ!」が基本です。
        豪ドルは、比較的変動(ボラティリティ)が大きいですが、
       1豪ドルが100円で試算すると、日本円50万円となります。
 
    (5)通貨の極端な下落がないことが望ましい
        米国のリセッション入りが現実味を帯び、基軸通貨の米ドルが
       他国通貨に対し、最安値を更新し続けております。
        世界中の市場に分散投資する場合、基軸通貨が一番有利という
       原則は変わりません。
        長期投資すれば、通貨の下落を補って余りある成果が期待
       されます。
        しかし、ドルの先行きがあまりにも不透明です。
 
        原油、金、穀物、鉄鉱石を初めと資源価格の暴騰が
       止まりません。
        資源国通貨の一つの、豪ドルを選択しておけば間違いが
       少ないと考えております。


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             →日銀の公開市場操作          →ペイオフ回避法        →預金保険
             →ペイオフ               →近代経済学          →マルクス経済学
             →古典派経済学             →マクロ経済学         →GDPとは何か
             →三面等価の原則            →有効需要の原理        →財政政策の総需要拡大効果
             →財政政策のマイナス面         →ケインズ学派の金融政策    →流動性のワナ
             →新古典派経済学の考え方        →学派別金利決定理論      →大量の国債発行
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